
ロードバイクが趣味になると、付随して快適な道や、練習になる道を探すのも趣味になります。また、ネットや人の口から、「白石峠が」、「ヤビツが」、「飯田牧場が」、「物見山が」、「都民の森に」など、定番コースの情報が断片的に得られるようになり、私のような新米ローディーが走りたくなり、「ふむふむ、ここが都民の森か」と実際に出掛けて三枚おろしになって半泣きになるのは御存知の通り。
そんな定番コースの1つに、尾根幹(おねかん)というのがあります。
南多摩尾根幹線(みなみたまおねかんせん)とは、多摩ニュータウンの南縁を東西に横断する形で東京都稲城市矢野口の府中街道から、東京都町田市小山町の町田街道までを結んで……難しい話はさておき、ココです。

お馴染み多摩川サイクリングロードの京王閣競輪場の近く、鶴川街道を左折すると、そのまま町田街道までクロスする道が登場。これが通称、尾根幹です。

べつにサイクリングロードでも無く、山でもなく、湖でもなく、何故この道路がローディーに人気なのかと言うと、歯ブラシの山切りカットのように、キツ目のアップダウンが連続し、ちょっとしたヒルクライム、ダウンヒルが交互に楽しめ、練習になる。なおかつ、道幅的に自転車が走りやすい……というのが理由だとか。
とはいえ、実際にどれくらいのキツさなのか、どんな道なのかは、行ってみないとわかりません。
本当はしおいんですけどロードバイク部、伊豆ライド(こちらも死亡遊戯だったらしい)に参加する予定のところ、仕事の山積で断念して、時間が余ったので軽い気持ちで出掛けてしまいました。外気温約35度の中を。

悪い予感はしていたんです、トップチューブバッグに入れた塩飴がスライムベスみたいになっているのを見た時に。

とりあえず武蔵境通りを南下。ほどなくすると、道の名前が鶴川街道に変わります。しかしこの気温、完全にローディーを殺しにかかってます。ロードバイクに乗ったことがある人はわかると思いますが、絶えず前から風を受けているので顔や腕の表側にはさほど汗はかきません。
その反面、腕の裏や、背中などはすぐに汗だく。ただ、表側は乾いているので、走っている時にはそれにあまり気づかず、信号で停まると腕にモゾモゾっとしたものを感じて「? アリでも登ってきたのかな!?」と目をやると、汗が伝ってポタポタ落ちて、「うわっ!! オレこんなに汗かいてんだ」とビックリするというのがよくあります。ただ、今日の気温の場合、ロードとか関係なく、外にいるだけでボタボタです。

ほどなくして多摩川に到着。
いつもはサイクリングロードに曲がりますが、今日は直進します。

矢野口駅が見えました。ここが尾根幹の入り口? という感じになりそう。パッと見た限りは、ふつーの道ですな。

ちょwwwww いきなり結構な斜度の登りがwwww
心の準備ができていなかったので、わけのわからないギアで突っ込んでしまい、四苦八苦していると、先輩ローディーが次々と追い抜いていきます。
いやぁ、噂には聞いていましたが、ローディー遭遇率ハンパじゃないです。しかも、この猛暑日に、こんな道を走ろうというモチベーションの人たちだから、速いのなんの。脚の裏側の日焼け具合を見るだけで、猛者ぞろいだというのがすぐにわかります。

ハンパないですこの道。写真だとたいしたことなく見えますが、道幅が広く、開けているのでそう見えるだけで、6%くらいの、地味に脚にクル坂道が、短くもなく、長すぎることもなく、絶え間なく襲いかかります。
登れないほどキツイという斜度でもなく、もうダメだと脚をつく距離でもなく、かといってノーダメージと言うほど優しくはない。つまり、「こんなキツイ道は無理だ!」と逃げ出すほどでもなく、かといって「鼻歌交じりにクリアできるよ」というほど甘くはない、絶妙な難易度。ローディーのチャレンジ精神に火をつける難易度と言えましょう。

嘘です、まったく闘争心に火がつかずに公園で休憩。
へるはうんど@AACR完走@HELL_HOUND_No9
走り出した瞬間にわかった今日の結論、35度の尾根幹=キルゾーン
2014/07/12 14:10:25

横に向けたアクションカムを戻し忘れていたら、偶然、公園でうなだれる己の姿を激写。尾根幹がどうのというよりも、暑すぎてなんかもうどうでもよくなっている感が漂っていますが、その通りです。

とりあえず気持ちを切り替えて、登ったり下ったりの作業を再開します。

ダウンヒルはどこでも楽しいものですが、尾根幹のいやらしいところは、下りきったところに信号がある率が高いこと。すごい勢いで下って、その勢いで次の上り坂を半分くらいクリアしよう作戦を、あざ笑うかのような信号配置。常にゼロスタートから坂道を登らせる、ハートマン軍曹のような道です。

景色は特に面白くなく、ザ・新興住宅地という感じ。緑は豊富ですが、森林浴というほどでもなく。景色的な要素でモチベーションを保つのは困難で、カメラで記念撮影しようという気もあまり起きません。

キツ目の登りを何度も越え、

しばしのダウンヒルを何度も下り……。
あ、暑い……。
へるはうんど@AACR完走@HELL_HOUND_No9
やばいこれホントに溶ける、芯が。人間としての
2014/07/12 14:35:21

まだあんのかよ!!!
なんでしょうこの感じ。甥っ子とかと遊んでいる時に
「兄ちゃん、オレのパンチ受けてよ!!」
「いーぞ、さあどんと来い」
「えい!!」 ボコッ
「ぐふっ」(子供だとあなどっていたが結構パンチ重いな)
「兄ちゃん大丈夫!?」
「ははは!! そんなものか!? なんともないさ。もっと打って来い!!」
「すげーや!! 兄ちゃん、じゃあいくね!!」
ボコッ×8,400回
「・・・・・・・」
「お母さーん!!
兄ちゃんが緑色の液体を流して動かなくなったー!!」
みたいなモノには限度があるだろ感。

暑すぎて、いもしない甥っ子の幻覚が見えてきたので、コンビニで土偶形状のガリガリ君など、冷たいものを手当たり次第に購入。

あー日陰いいわ。日陰最高だわ。この世のすべてを日陰にしてもまったく問題ないわ。

再び登って

下って …… ×8兆回
飽きた
そして暑い

いちおう国士舘大学を越え、終わりに近い大妻女子大学あたりまで行ってみましたが、なんかこう作業感が漂ってきたので、そのあたりUターン。そのまま来た道を戻るのもツライので、聖蹟桜ヶ丘方面へと逃走。多摩川サイクリングロードへと出ました。
へるはうんど@AACR完走@HELL_HOUND_No9
尾根幹で遊んでたら血の味がしてきたので球が逃走
2014/07/12 15:29:48

ああ~平地!!
へいちさいこう!!
この世の全てを平地に!!!
尾根幹結論:都心からほど近く、適度なアップダンがあり、気軽にヒルクライム的な練習ができ、補給ポイントも無問題。多摩川サイクリングロードから気軽に行けるアクセスの良さもあり、なるほど、定番コースになるのも頷ける素晴らしい道路でした。
しかし、個人的には景色的につまらないのがキツイところ。練習に行ってるんだから、景色も写真撮影も関係ないだろという話ではありますが、都心を離れて気軽に旅気分をロードの醍醐味としている身としては、モチベーションを保つのがかなりしんどく感じました。ハムスターになった気分というか。ローラー台買うとこんな感じなのかしらみたいな。でも、こういう練習に適した道を、定期的に通わないと、強くなれないんだろうなぁ。
へるはうんど




















そうか!! 暑い日は涼みに行くために、
1,000mヒルクライムで山に登る必要があるわけですな!!
ってダマされないぞwwwwww
そりゃ頂上付近やダウンヒルでは爽快天国ですが
天国まで到達できる確率がフィフティーフィフティーのような(^^;;
伊豆も山伏峠とやらを超えたらしいですが、死にかけだったらしいですww
こわやこわや