
前回までのあらすじ。
初ホイールにゾンダ買ったったwww (回想終了)。

とりあえず箱から出してみました。左がフロント、右がリア。値段の安さに惹かれて買った面もあるので、チューブレスタイヤも使える「2WAY FIT」(値段がちょい高い)ではなく、普通のクリンチャーのみ対応のタイプです。

並べてみると、フロントと比べ、リアのリムが若干太いのがわかります。なんか「前後は同じでなければならない」みたいな思い込みがありましたが、改めて考えると、別に違っていてもおかしくはないわけで。そう言えば、アシンメトリはピナレロのフレームの特徴でもあります。フレームもホイールもアシンメトリって、なんか素敵です。
目を惹くのはリアのスポーク。キシメンのような平たいスポークが、3本まとめて配置され、3本と3本の間はスカスカ。G3スポークと言うそうで。一見すると頼りなく見えますが、太いスポークに触れてみると剛性はキチンとあり、特に不安は感じさせません。G3スポークにするとどんな利点があるのかはサッパリわかりませんが、見た目のカッコよさだけで満足です。素人考えだと、スポークが密な部分と、粗な部分がある事で剛性にムラができそうな気がしますが、カンパのホイールに独特の味があるとか、漕いでいて気持ちが良いとか言われるのは、あえて粗密にして剛性にムラを出している事に秘密がある! みたいな事なんすかね。乗ってすらいない完全な想像ですが。

スポークを受けている部分。良く見ると歯ブラシみたいに受けがある部分だけ盛り上がっています。というよりも、受けがある部分を残して残りの部分を削って軽量化しているわけですな。大事な部分だけ残して剛性を維持しているという感じです。

リムの内側もユニーク。スポークの穴が空いておらず、全部がつるんとしています。穴にチューブが吸われる事が無いので、リムテープを使わず、そのままチューブを入れて良いのだとか!! それだけ軽量化もできますし、リムテープの状態を気にしなくても良くなります。
ただ、本当にこのままチューブを入れてしまって良いのか? 何かの突起で穴があかないのか、細かな不安にかられます。指でリムの内側をツツーとなぞってみると、そうした出っ張りや、バリのようなものも無く、どうやら大丈夫そうです。








ンギイイイイイイイ!!!!って言ってる!!












いよいよスプロケの取り付けです。ホイール側の取付部を観察すると、筒状の外装に1箇所だけ切り欠きが広いところを発見(ロゴが書かれているところ)。そこに、スプロケ内側の歯の中で、突起が一番横長な部分を合わせて装着していけと説明書に書いてあります。

最初は「一番横長と言われてもどれだよ」と戸惑いましたが、よーく見ると確かに長いのが1個ありました。ぶっちゃけ、この部分を合わせないと、スプロケ自体を組み上げられないので、目印がよくわからなくてもグリグリやってりゃその内にハマリそうです。ただ、スプロケ自体が裏返しだと、どうやってもハマらないので、表裏だけはしっかり確認する事が大事っぽいです。

新品ピカピカのスプロケを触っているだけでも楽しいですが、スペーサーを入れながらハブに装着していく作業も“オレ、まさに自転車をいじってる”という感じがして良いです。ハブもスプロケも精度が高いので、各パーツがビシッとハマっていくのがヤミツキになりそう。
と、ここでトラブル発生。スプロケ側の大きな突起と、ハブの大きなスペースを合わせたハズなのに、奥まで入っていかない……。30秒ほど長考した後、「あ、裏返しか」と気付きました。梱包されていたスプロケを、その状態のまま崩さず、ホイールに装着していたつもりですが、1枚だけ元から裏返しになっていたのか、それとも私が無意識に裏向きで手に持ったのか定かではありません。一瞬びっくりしました。

全部の歯を装着したら、最後にロックリングを軽く指で締めます。

このままでは固定が弱いので、ググッとスプロケを締め付けるわけですが、そのための専用工具としてBIKE HANDというメーカーの「YC-501A/YC-126-2A SET」てのを買っておきました。
固定だけであれば一般的なモンキーレンチでも可能らしく、家にモンキーレンチはありますが、そこはそれ。自転車用品はとりあえず全部買いたいんだ病に侵されているので、ホイールを注文した日に、Amazonで購入しておきました。

片方がスプロケの固定用、もう片方はロックを外す時にスプロケが空転しないように押さえるチェーン付きの棒。固定する際は、押さえる棒は不要です。

自転車整備専用工具は結構高価なものが多い印象ですが、このスプロケ着脱用工具は2つセットで1,600円くらいと、結構やすかったです。他のメーカーの工具は数千円がザラなので、「大丈夫なのかコレ」と心配になりましたが、「安くても普通に使える」という評価が多かったので信じてポチリ。結果として、私の場合もコレで十分でした。

固定はこんな感じで、腰を入れてググッと締め付けるだけ。クリック感もあるので「ここまで回せばOK」というのが限度がわかりやすいです。あんまり馬鹿力入れて全体重かけるとホイール曲がりそうで怖いですが、そんな程度じゃ曲がらんのでしょうきっと。
ホイール完成!!
ここで一息つきたいところですが、チューブとタイヤ取り付けねば走れません。チューブは予備が沢山あるのでそこから適当に2個。タイヤは以前のR500にPanaracerの「RACE D Evo2」700×25Cが装着されているので、それを移植しても良いのですが、せっかくなので新しいタイヤも試してみたいと浮気の虫が。


安物限定ではない。高ものも調べているが、買うのが安物というだけだ。タイヤは大事だ。

せんせい、何を買ったらいいですか。今回は25Cじゃなくて23Cでいいです。




摩擦係数がマイナスで富士ヒルクライムで勝手に登って行って45分切れるやつ

現在のタイヤの定番はContinentalのGP4000Sだろう。ちょうど新モデルとして豊富なカラーバリエーションを備えた「GP4000SII」が追加されたところだ。その中には赤モデルもあったはずだ。


ただGP4000SIIは人気モデルで品薄で、オレも欲しいが、けっこう値が張るのが悩まし

2個買ってきた






ウダウダ言いながらもチューブとタイヤ取り付け完了。硬めではありますが、パナレーサーと比べるとまだ装着しやすかった気がします。あとは、以前二六製作所さんで注文したネオジウムマグネットをブチルゴムテープで巻きつけて、サイコンが正常に動くことも確認。これにて完了!!
あの時マグネット予備買っておいてよかった……。



↑ 従来のR500にPanaracer RACE D Evo2の組み合わせ

↑ゾンダ+GP4000SII
ディープリムではないのでパッと見あまり変わってませんが、ゾンダやカンパニョーロのロゴは白いのでよく目立ちます。GP4000SIIのサイドカラーの赤も、色が鮮やかなので、実物を見るとかなり目立ちます。轟天号の中二病レベルが12は上がった気がします。

フレームの血管のような赤が、ホイールとタイヤにまで繋がっているように見えて気持ち悪いです(褒め言葉)。

G3スポーク、見れば見るほど面白いです。




… 興奮し過ぎて疲れたから寝よう

試乗編に続きます
わー! ゾンダ教入信おめでとうございますww
タイヤ大変でしたね( ;∀;)
パナレーサーは確かにハメにくいタイヤだと思います。
GPコンチは結構楽ですので、次のタイヤにはぜひ使ってみてください!