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 iPhoneとBluetoothセンサーを組み合わせて、サイコン代わりにしているのは以前書いた通りですが、最近ちょっと困った事が。走っていると、たまにケイデンス(ペダルの回転数)は表示されるのですが、スピードが表示されない事があるのです。

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 WahooのBLUE SCセンサーは、後輪のスポークに取り付けた磁石が近くを通り抜ける事でホイールの回転数を検知し、スピードを計測しているのですが、磁力を用いているため、センサーと磁石の距離がちょっとでも離れてしまうと、検知できなくなってしまうのです。

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 それを防ぐために、センサー側の磁気検出部分は可動式になっていて、スポーク磁石と絶妙な距離に調整できるようになっています。しかし、掃除をしたり、輪行で袋詰めして持ち歩いたりしている時に、この可動部分が少し動いてしまい、"絶妙な位置”が変わってしまうのが原因のようです。

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 その都度微調整すりゃ良いんですが、それも面倒。

 センサー側をいじるわけにはいかないので、改善できる事があるとすれば、スポークに取り付けた磁石を強力なものにするという手が浮かびます。検索すると案の定、似たような事を既に実践している人達がいるもんで、スピーカーやヘッドフォンの磁気回路に使われているネオジウムマグネット(ネオジム)を、付属磁石の代わりに使うと、うまくいくそうです。

 東急ハンズでも行って磁石買ってくるかと思いましたが、爪の先ほどの磁石を買うためだけに行くのもなぁという事で、通販を検索。個人向けにも、なんと1個から送料無料(!?)、代引き手数料無料で送ってくれるという、ハイパー太っ腹と噂の二六製作所さんで注文してみました。

 超特急で送られて来た袋を開封すると……

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 何かが大量にww 磁石を扱う時の注意、梱包を担当した方の直筆サインなどなど。米粒くらいの磁石を数個頼んだだけだよな、俺……。

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 これまた中身が見えないほど厳重に梱包された磁石。

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 社長さんのご挨拶まで。まさかと思いましたが、このメッセージカードにも社長さん直筆サイン入り。いやー、日本企業ってスゲエわ。磁石4個で数百円払っただけなのが申し訳なくなってきた。40個くらい買えば良かった。

 というわけで、本来ならばスポークに取り付ける1個で済む話ですが、注文時に「なんか1個だけ頼むのも申し訳ないなぁ」と、ホイールが増えた時に備えた(マジか俺)、合計3個購入してみました。

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 それと、ペダル側は標準のマグネットで大丈夫なのですが、まあ何かの時に備えて、ペダル装着用の丸型も1つ。

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 標準マグネットを取り外し、四角いマグネットをスポークに装着。磁力が強いので、接着剤などを着けなくても落ちません。試しに、標準マグネットではスピードメーターが動作しなかったのと同じ距離にして、動作チェックすると……。

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 バッチリスピードメーターが反応してくれました(4.03と書かれているところ)。簡単ですが、ちょっと感動。

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 ついでにペダルを回してこちらも問題なく動作する事をチェック。

 あとは、スポークからマグネットが落ちたり、ズレたりしないようにテープで止ます。普通のテープでは上手くいきそうにないので、これまたオーディオマニアにはお馴染み、ブチルゴムテープを用意。簡単に言うと、スゲエ伸びる、ペタペタしたゴムのシートですな。

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 このテープを引き伸ばしつつ、スポーク+磁石をグルグル巻きにしていきます。

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 こんな感じで出来上がり。これなら落下の危険や、雨なんかにも強そうです。ゴムですし。なお、標準の磁石は銀色で良く目立ちましたが、ゴムテープでグルグル巻きにすると、どこに磁石があるか一瞬わからなくなりました。

 肝心な場面で「ぬおー! センサーが認識されてない!」という事が2度ほどあったので、これで精神的な安心感がかなり得られました。投資も少なく、気軽にできて面白い改造です。