2014年も残りわずか、今年も恒例(?)の「しおいんですけど 2014年 ヒルクラ血の味ランキング」の季節がやってまいりました。
御存知の通り、この“ヒルクラ血の味ランキング”は、ガラス製のハムストリングスと、ネズミの心拍を備えた私(へるはん)が実際に登った時に味わった血の味によって決定します。
よって、ヒルクライムの辛さの指数として一般的に使われる標高、斜度、距離といった客観的な数値とは一切関わりがありません。その坂に自走で辿り着くまでの疲労度、景色のご褒美によるメンタル面ドーピング、帰宅してからの記憶の美化なども加味された、完全に個人的な感覚に基づくものです。ウダウダ言ってないで、10位から行ってみましょう!!
【第10位】東村山のラルプ・デュエズ 1血の味
しおいんですけどロードバイク部の原点と言うべき、多摩湖自転車道の中に存在する最大のヒルクラポイント。通称東村山のラルプ・デュエズ。登れる人にとっては「え、多摩湖にヒルクラポイントなんてあったっけ?」という扱いをされる不遇の坂だが、ロードに乗ったばかりの初心者には十分なアトラクション。
緩いカーブが続く坂で、斜度はおそらく5~6%程度。距離も短く、すぐに終わるのだが、最後のカーブを曲がってからが意外に長い。
ロード乗り始め当初はこの坂でもヒーヒー言っていたが、その後の体重減や機材の強化、ギアチェンジ方法の把握、登りでの漕ぎ方の理解などを経て、いつしかハァハァとも言わずに普通の顔をして通り過ぎるようになった。ただ、体がまったく動いていない朝方などに舐めてアウターで突っ込んだりすると意外にキツくて血の味がしたりもする。自分がどの程度成長したかを教えてくれ、逆に、まだまだだと戒めてもくれる母なる原点坂。
ちなみに、多摩湖自転車道にはその手前に「東村山のミュール・カペルミュール」も鎮座している。八坂駅の陸橋の事だが、こちらは0.5血の味となっている。なんてことはない上り坂だが、ダウンヒルは終点直車止め&人混み合流という難易度なのでスピード出すのはNG。
http://shioindesukedo.ldblog.jp/archives/52563490.html
【第9位】いろは坂/亜美ちゃん坂 2.7血の味
「いろは坂」は、多摩川サイクリングロードにほど近く、聖蹟桜ヶ丘駅にもほど近く存在する小山。多摩サイの平地に飽きたローディーが、ワンポイントアクセント的に取り入れるヒルクラポイント。斜度はソコソコあるものの、距離が短く、「もう辛い!」とギブアップする前に終わるスナック感覚が魅力。
同時に、街中にあり、短い距離にも関わらず、森の中っぽい静かな雰囲気が漂っており、遠出が出来ない時でも「峠に行った感」が少し味わえる。それゆえ、初心者が「ヒルクライムってどんな感じなんだろう?」と初チャレンジする時に向いている。ココを脚つき無しで登れれば、次は大垂水にチャレンジだ!
http://shioindesukedo.ldblog.jp/archives/52652840.html
同じく9位の「あみちゃん坂」は、三浦半島一周ライド(実際は半周で完)にあるヒルクラポイント。ぶっちゃけ難易度はいろは坂より下だが、都内からの輪行含めたアクセスの大変さを加味しての9位。開放感は抜群だ。