またまたお邪魔してきました、茶川さん主催のポタライド。今回は武蔵境付近から、多摩川サイクリングロードに出て、羽田まで行こうという計画。ガチライドではないので距離はほどほど、のんびりと。しかし、天候がガチ仕様でした。
明け方にかけてバケツをひっくり返したような土砂降りで、雨がようやく上がったかなという状態でのスタート。しかも午後3時くらいからは恐らくまた土砂降りになりそうな予感で、とりあえず短縮仕様で、羽田の手前、二子玉あたりを目指す事になりました。
※参加者の皆様 = 写真使いたいのあればご自由にどうぞー
当初11人という大所帯の予定でしたが、そんな天候もあり、参加を見合わせる人もいて最終的に集合したのは私を含めて7人。茶川さん、しろさん、ちまちまさん、suzukiさん、ゆっこさんは第1回ライドのメンバーで、今回はたくみさんが初参加。毎度のことですが、挨拶もそこそこにバイクに群がる面々。ローディーの習性ですのでどうしようもありません。
たくみさんのバイクはGIANTのTCR。シンプルなシルエットとホワイトカラーがマッチしています。フレームサイズ
が大きくのもカッコイイ。私のバイクと並べると、毒々しい赤黒で走るとハブからジャージャー威嚇音を出すモンスターを白馬の騎士が倒す場面のようにしか見えません。
見るからにスポーツマン体型なたくみさん。まだロードは買ったばかり(というか自分で組んだばかり)。しかし、マウンテンバイクなどは今まで乗ってきたそうで地力はバッチリ。最長ロングライド記録を聞いてみると、「180kmですね、意外に簡単に行けました。レースとかも興味あります」と驚愕の返答。長々時間をかけて「100km超えた!」とか騒いでいた当ブログを読んでいる人で、ロードに乗ったことが無い人は「さぞ100kmは大変なんだろうな」と思っているかもしれませんが、これらは全て、運動なんてフリトレーの菓子に手をのばすくらいしかして来なかった、肥大化したもやしっ子がロードに乗ったらどうなるかの記録に過ぎない事をご了承ください。ロングライド系をもっとチャレンジしたい! という感じでしたら、「ブルベ」という単語をググったり、本屋で「ランドヌール」とか買ってくると良いっすよ>たくみさん
と、茶川さんが、前回私のゾンダを履いた時のように、何やらホイールを交換している。
今回はsuzukiさんのRS81を借りているのだ。
ああ!! 代わりにsuzukiさんのアンカーにGIANTのホイールがwww 茶川さんのライドに参加するとGIANTのホイールを履く風習が確立されつつある。どんなライドだ。そしてsuzukiさんがGIANTホイールが妙に軽くて驚いているww そう、妙に軽いんですそのホイール。なんなんでしょ。
とかなんとかやっていると、suzukiさんが私にもプレゼントを!! なんと、私が先日「ツール缶を固定する場所がねえ」とウダウダ書いた結果、使っていないというボトルケージ固定用のパーツを分けていただいちゃいました!! \(^o^)/ うれしいいい!! 大人になるとめったにプレゼントなんてもらえませんし、ある意味“超ピンポイントで欲しいモノ”でもあるので嬉しさもひとしおです。
と、のんびりやっていたいところですが、天候も不安なのでとりあえずスタート。
以前、先輩ローディーのへまさんの後ろ走るの楽だわーと書きましたが、同じ理由でsuzukiさんやちまちまさんの後ろを走るのも楽です。風よけが必要なほどのライドではないので”体力的な楽さ”はさほど関係ありませんが、それ以外にも、ハンドサインの出し方、出すタイミング、信号でちぎれた時の判断、駐車車両をやり過ごす時の抜き方など、勉強になります。前後のロードバイクだけでなく、それを追い抜く自動車にもキッチリ気を配っているので、安心して走れます。
ゆっこさんも「2人が前にいてもそうだけど、後ろにいてくれても安心感が凄い」と言っていましたが、完全に同意。まあ安心してばっかりでも仕方がないので、私も周囲に安心感を与えるような乗り方ができるようにしたいもんです。ロード初心者の人は、慣れた人と一度は一緒に走ってみると良いですホント。
ほどなくして多摩川サイクリングロード到着!
心配していた天候も回復基調で、雲の隙間に青空も見えて来ました。
驚いたのは、河川敷で野球をしている人たちがかなりいた事。雨がやんですぐ、これだけの人数が集まり、試合や練習をしているってのは凄いもんです。まあ、やんだやんだと急いでロードバイクに乗っている我々が関心するのも妙な話ですが。
というか完全な晴れに。
凄まじい日差しが降り注ぎ、「今日は曇りとか雨だから日焼け止めはいいや」と、何も考えていなかった私の腕やら首筋やらをローストしていきます。
雨上がりでもあるので、日差しに熱せられた水蒸気がムワッと立ち込め、カラッとした夏の陽気よりも、むしろ暑く感じるほど。なんというか、暑くて汗が出るというより、浸透度か何かの影響で、強制的に毛穴から汗がブワッと吹き出させられる感覚。走って風をきっていると爽快なので、止まらないほうが楽かもしれません。
汗をかきつつ、二子玉のジャイアントストアの前を通過。女性向けのグッズなども豊富に揃えているのが特徴です。まあ、最近は弱虫ペダル人気のおかげで、ここよりも、池袋のワイズロードの方が”新規女子ローディーの聖地”みたいになっているようですが。
二子玉公園で一休み。昔、ミニベロとかで多摩川サイクリングロード良く行っていた頃は、二子玉もウロウロしていましたが、二子玉公園は初めて来ました。綺麗すぎて、新聞の折込チラシの新築マンションの宣伝CGみたいに見えますな。
シロガネーゼ的な感じのニコタマーゼ御用達と思われるスタバ。ニコタマーゼって溶き卵みたいな言葉ですな。日差しの暑さで脳がヤラレてきました。
多摩川沿いだけあり、バイクラックも完備されています。
いやぁー晴れました。ザ・夏という空。
カロリー補給として、インド料理屋(モティ)へ。
ココナッツミルクがたっぷり入ったエビカレー。ナンも食べたかったですが、今日はバターライスをチョイス。
んー美味。海老も柔らかいです。しかし、ココナッツミルクでまろやかになっているにも関わらず、辛いww セットで頼んだラッシーの甘さに助けられます。ラッシーってロードの補給ドリンクに結構良い気がします。カローが恐ろしすぎる日清食品のピルクルみたいな感じで。
いつのまにかオシャレな街というカテゴリに入れられていて、「そうだっけ」と微妙に違和感が残る二子玉を疾走。
ここから羽田空港を目指すのが当初の予定でしたが、天気予報によれば西の方から再び雨雲が到来中とのこと。羽田まで行っていると、帰りに直撃を食らいそうなので、今回はここでUターン、そのまま戻るのもアレですので、野川という川をさかのぼります。この川は、国分寺あたりから、調布を通り、成城学園前の近くを通って、二子玉で多摩川へと流れ着いています。つまり、さかのぼっていけば、茶川さんライドで定番、調布の飛行場にあるプロペラ・カフェへと行けるのです。
実は私、野川を自転車で走るのは初めて。
川をじっくり見る機会なんて、ロードに乗らないとありませんでしたが、野川の綺麗さにビックリ。緑も多く、山の中の川のような雰囲気もあり、とても都内の景色とは思えません。
道幅が広くないので、走りやすさは荒川や多摩川とは比べられませんが、景色の変化という意味では飽きが来ず、これも面白いルートです。
ただ、雑草が多く、たまに腕やらにピチピチ当たるのが難点。まあ、それだけ緑豊かとも言えますが。
さらに暑さが厳しくなってきたところで、コンビニ休憩。ちまちまさんが、氷を買って、皆にわけてくれました。夏場は魔法瓶を駆使して、家から入れてきた氷をなんとか溶かさないよう、冷え冷えドリンクを飲みたいと頑張っている私ですが、そーか、コンビニで氷買ってしまえばそれでいいのかと、このシンプルなテクニックに目からウロコ。そりゃそうだ。新しい氷入れりゃいいんだ。
デカすぎて入らねえwwwww
サイクルボトルをグニグニ変形させても、中に落ちる気配すらしないので諦めて、直射日光を当て、少し溶かすことに。
わりとあっという間に入りました。それだけ日差しが強いという事。
さらなる涼を求めてプロペラ・カフェへ。
飛行場の広大な敷地内に到着。開放的な道路のおかげで、前方でいつのまにかスプリントがスタート。最後尾からゴボウ抜きを狙うとアウター解禁するも、ゆっこさん速くて追いつかないww
プロペラ・カフェ到着。今回は空をイメージした飲み物をと、ブルースカイフロートをチョイス。簡単に形容すると、大量のラムネをかき氷シロップのブルーハワイで溶かして、炭酸で割って、アイス乗っけたような味 = 駄菓子屋味 = バカな男子小学生の理想味 = うめえwww
あー、かき氷も美味しそうだ。
とかなんとか、冷たいものを食べつつ、ロード談義に花を咲かせていると、いつの間にか時間も過ぎ、スマホでアメッシュを確認すると、西から迫ってきた雨雲の姿がチラチラと。
「雨が降る前に帰宅しよう」と店を出ると、何やら西の方の空の色がおかしいwww
右側は抜けの良い、夏の青空という感じですが、左から墨汁のような雲が押し寄せています。
雨雲から逃れるように帰路へ。
まだおやつ時ですが、あたりが暗くなってきました。たまらずライトも尾灯もON 。
中央の赤いシミは血……ではなく、アクションカメラのレンズに付着した水滴に、車のテールランプの赤い光が反射したもの。ん!? 水滴!? まさか雨がもう降ってきた??
ちょwww スコールwwwwwww
ロードでこんな大雨の中を走ったの初めてでしたが、大きな雨粒が顔にビシビシ当たるので、結構イタイ。よく、温泉施設とかで細い無数の穴からお湯が勢い良く噴射されて、背中などの血行を良くするジャグジーみたいなのがありますが、あのピチピチ放水を、前方から叩きつけられた感じ。
ブレーキも効きにくくなり、スリップなどもしやすくなるので注意深く運転する必要がありますが、なんかこの苛酷さが、ブルベとかイベントライドの後半の大変さを連想させて、逆に燃えてきます。自分で書いていて、やっぱビックリするほどマゾいわーロードバイク乗りって。
ただ、さすがに跳ねまわる水が霧のようになり、前がほとんど見えなくなってきたので、高架下で雨宿り。
もう完全に南国のスコールですな。
風と、雨の勢いが弱まったタイミングを見計らい、解散となりました。
だが、校長先生がいつも言っているように、帰宅するまでがロングライド。俺達の冒険は始まったばかりだ!! すいません、どこが何だかわからないほど何もかも水没しているんですがww 東京しっかりして(特に排水)
右の車道が完全に水没。とても自転車で走れないので、やむなく誰もいない歩道へ退避。しかし、車が車道を通ると水が溢れ出て、歩道へと押し寄せて来ます。その様子はまるで、海の波がぶち当たる、堤防のようです。オラ楽しくなってきたゾ。
波は、道路上のゴミや石も取り込み、歩道に押し流すため、踏んだらシャレにならない大きさの石がゴロゴロ。雨水だけでなく、こういう部分にも注意が必要。なんとか無事、自宅に帰還。距離はさほど長くありませんが、スペクタクルに富んだ”濃い”ライドでした。そろそr洗車しようと思っていたのでちょうどよかった。ついでに靴まで洗いましたw