黄色い救急車で行きました
大阪から10分くらいで着いて吹く。地元の人はちょっとしたレストラン街のような気分で「家族で晩御飯を食べて、1つアトラクション乗って帰る」みたいな利用をしており、そのため年間パスポートが大人気なんだとか(3回行けばもとが取れる)。
ホテルからの眺め
「ユニバーサル・スタジオ」と聞くと大層なものに感じてしまいますが、要はユニバーサルというスタジオのテーマパークなわけで、有り体に言えば東映映画村と似たようなものです。ディズニーランド+シーと比べると敷地面積は小さいですが、遠くの建物を小さく作ったり、カキワリで奥に建物が広がっているように見せたり、ビルの上層階の窓を小さくして実際よりも高く見せたりと、映画撮影時のスタジオセットのノウハウが各所に取り入れられており、映画好きが歩くと、ニヤリとする箇所が多くあります。
漠然と”子供向け”というイメージがありましたが、よく考えればBTTBもインディ・ジョーンズもETもジョーズも、子供たちはリアルタイム世代ではないので、デロリアンを目にしてテンションが上がり、ビルの隙間に目をやって「あー、これウエストサイドストーリーのやつだわ」とか、「プリティ・ウーマンにあったよな、この店」とか盛り上がる、おっさん&おばさん向け施設とも言えます。
ダイレクト世代ではない若者を無理矢理楽しませるためか、ディズニーコンプレックスかは知りませんが、ジェットコースター系のGやアクロバット軌道は、ディズニーランド&シーより遙かに強烈。刺激という意味ではUSJの方が上手です。
アトラクションの中での物語の演出、世界観をじんわり感じさせる個々のクオリティ、夢の国としての全体の統一感、一貫性はディズニーランド&シーが圧勝という印象。ウッドペッカーからセサミストリート、サンリオのハローキティまで「人気あるならとりあえず歩かせとけ」的に練り歩くパレードは、雰囲気はぶち壊しですが、大阪らしくて意外に楽しめました。けいおんとプリキュアとルフィの着ぐるみが練り歩く日も近いでしょう。ほっとけばネズミっぽいものも歩きそうで怖いです。
あ、某けいおん! ライヴとは無関係です。