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 私が愛用している前照灯は猫目の「Nano Shot+」 (HL-EL625RC)というモデル。購入から約3年が経過していますが、日暮れのライドで電源ONすると「うおっ! 明るい!!」と驚かれたり、「後ろを走っていてくれると地面が明るくて安心」など、ライド仲間にも好評なハイパワーモデルです。

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 明るさの指標となるルーメン値は「約600ルーメン」。 2つのライトが横に並んだような構造で、ちょっと幅をとるデザインです。

 明るさ的には不満なく愛用していましたが、最近、別の部分で気になる事が3つ出てきました。
  1. 充電端子が今時USBミニB
  2. バッテリがあんまり持たない
  3. やっぱりなんかデカイ 
 1点目の不満点は充電するときの端子形状の話。台形のようなミニB端子は、最近あまり使われなくなっており、ロングライド時や旅行時にライトのためだけにミニBのUSBケーブルを持っていくのが面倒です。

 2点目はバッテリの持ち具合。スペック表によると、明るい「ハイモード」で約1.5時間、ローモードで約4時間持つとあります。私がよく走る西東京では、それほど暗くならないのでローモードが主体ですが、体感的には3時間ちょいでバッテリが切れる印象。「ロングライドで帰りが遅くなった」程度であればなんとかなりますが、日照時間の短い冬場や、本格的なナイトライドには対応できません。

 3点目はサイズの問題。最近登場している新製品と見比べると、「Nano Shot+」 はずいぶんデカイなぁと感じます。スキッとしているロードバイクには、幅広ライトより、ペンシルっぽいスッキリとしたフォルムのライトを組み合わせたいというのが人情です。

 そんな事を考えていたある日、いろいろあって、アキアさんから猫目の新製品「VOLT300」を借りる機会が。ペンシル型のスマートなライトですが、名前にある通り、明るさは約300ルーメンとなかなかのパワー。夜の幹線道路でも十分に明るく、安心して走行できました。

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 バッテリの持ちも、ハイモードで約3時間、ミドルモードで約8時間、ローモードでは約18時間と、ロングライドにも対応できるようです。もちろん、充電端子もスマホなどと同じmicroUSBです。

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 さらにスゴイのは、ライトとバッテリ部分が分離できる事。つまりバッテリがカートリッジ式になっており、バッテリだけ追加で購入して2台体制にすれば、長時間のナイトライドでも、新しいバッテリに付け替えて対応できるというわけです。世の中進化してるわー……。

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 VOLT300を試用した事で、俄然、新しいライトに興味が出てきました。アキアさんと同じように、VOLTシリーズが欲しい……。しかし、同じVOLT300を買ったのではつまらない。なにより、300ルーメンという明るさは、現在使っている「Nano Shot+」 の約600ルーメンより劣ります。どうせならば、600ルーメンを超えるVOLTシリーズが欲しくなるってもんです。

 次の瞬間、気絶した私が目覚めると、机の上に上位モデルの「VOLT800」が置かれていました。正確には、高熱を出した夜に無意識にAmazonでポチッたけど在庫が無く、入荷次第発送になっており、そのまま肺炎で入院して記憶の彼方に。退院して家でゴホゴホ言っていたら、ある日にクロネコヤマトがピンポンして箱が到着。注文したのをすっかり忘れていて「これなんだっけ」と箱を開けたら、VOLT800が入っていたというわけです。

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 VOLT800は、名前の通り800ルーメンの明るさを持つライトです。VOLT300と同様に、カートリッジ式のバッテリを採用。ちなみにバッテリは、VOL700/VOLT400/VOLT300/VOLT50と互換性があるそうです。※ただし共用は可能ですがバッテリ容量が異なり、バッテリが共通なわけではないそうです

 熱に浮かされた勢いで購入したのでスペックを良く見ていませんでしたが、VOLT300とVOLT800を並べても、あまりサイズが変わりません。一見すると色が黒いだけにも見えます。重さはわずかにVOLT800の方が重い印象。これで上位モデルなのか? 本当に明るさが2倍以上あるのでしょうか?

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  バッテリの持ち具合のスペックを確認すると、ハイモードでは約2時間、ミドルでは約3.5時間とさほど長くはなく、ローモードでは約8時間と長くなります。ただ、VOLT300の18時間にはかないません。要するに、高輝度でズギャッと照らすかわりに、細く長く照らすのは苦手というモデルなにでしょう。

 とはいえ、今まで使っていたNano Shot+は、ハイモードで約1.5時間、ローモードで約4時間でしたから、ローモードでは単純計算で2倍の時間持つ事になります。カートリッジ式バッテリにも対応しているので、夜間のロングライドへの対応力は大幅にアップしたと考えていいでしょう。

 では気になる明るさはどうなのか? せっかくなので、Nano Shot+、VOLT300、VOLT800で明るさを比較してみました。

 比較は全てハイモードで行ないます。

 【VOLT300】 約300ルーメン
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 ライトが向いている方向は十分に明るく、これで十分と言えば十分です。ただ、向いている方向以外への光の広がりは少なく、左右や下方向はあまり明るくありません。進行方向と道路の路面をまんべんなく照らすには、ちょっとパワー不足という印象です。

 【Nano Shot+】 約600ルーメン
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 ライトが向いている方向がさらに明るくなりますが、その明るさにあまり大きな違いはありません。大きく異なっているのは、光が広がる範囲。特に下方向に光が良くまわっていて、手前にある石もクッキリと見えています。これくらい明るければ、道路に空いた穴なども認識でき、パンクなどを防げるかもしれません。流石は600ルーメンです。

 【VOLT800】 約800ルーメン
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 なwんwじゃwこwりゃwww

 まさに圧倒的な明るさ。300ルーメン(VOLT300)→600ルーメン(Nano Shot+)の変化よりも、600ルーメン(Nano Shot+)→800ルーメン(VOLT800)の変化の方が大きく感じます。

 ハイパワーぶりは写真でわかる通り。下方向だけでなく、左右方向にも大きく光が広がり、昼間のように目の前が全部見えるという印象。 これだけ明るければ、路面の状況だけでなく、左右の障害物などもすぐに気がつく事でしょう。Nano Shot+と比べ、ライト部分が小さく、スッキリしたフォルムなのに、ここまで大きく光が広がるのは驚きの一言。ぶっちゃけ、都内でこんな明るさはオーバースペックですが、街灯の少ない田舎道や、夜の峠などではとてつもない安心感を与えてくれそうです。

 今までは、バッテリ持続時間が短くなるので積極的には使えなかったハイパワーモードですが、バッテリ交換ができるのであれば、バリバリ活用もできそう。夜間に暗い場所を走る事が多いとか、とにかくスゴイライトが欲しいというニーズには、かなりマッチしそうなモデルです。