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 ロードバイクの整備に欠かせないチェーンオイル。私は今まで2つの製品を使ってきました。1つは、定番と言って良いフィニッシュラインの「ドライ」ルーブ。
 
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 ミニベロ時代から使っており、とても良いオイル……と言いたいところですが、他の製品と比較したことが無かったので、良いのか悪いのかはよくわかりませんでした。

 そんなドライルーブ。特に不満も無く使っていましたが、「もっと粘度が高くて、効果が長持ちするようなオイルってないのかな?」という興味が湧き、「556」でお馴染み、kure スーパーチェーンルブに浮気。
 
 ネット上では「粘度が高く、オイルがなかなか切れない」、「とにかく長持ち。ジテツウの自転車などに最適」などというフレコミ。実際に使ってみるとその通りで、オイルというよりも、飴細工の溶けたアメを吹き付けているようなネッチョリ感。

 驚いたのは、自転車に乗るとこのネッチョリ感が、なんとなくクランクから伝わってくる事。人間の感覚って、こんなにも繊細なのかと驚愕しました。

 ただ、長持ちはするのですが、凄まじい粘度のためなのか、チェーンが黒くなるまでの時間が速く……まあ気にしなければいいのかもしれませんが、なんとなく気になって、黒くなっては洗ってチェーンルブを吹いて、またすぐ洗って……と、長持ちするオイルを塗布した意味が無い状態に。

 ネチョネチョまではいかなくて、トロッとした感じで、さほど汚れないようなオイルは無いものか……と、Amazonをあさっていると、やたらと評価の高いオイルを発見しました。

 メーカーはAZ(エーゼット)。製品名は「BIc-004」(自転車用 チェーンルブ ロードレースSP)。そういえば、前々からロード仲間から「AZはいいよ」的な話を聞いて気になってはいました。

 調べてみると、大阪のメーカーのよう。バイクのオイルなんかも手がけているようです。

 自転車用の製品もいろいろあるので、目移りしてしまいますが、わかりやすいラインナップ表を発見。ドライタイプ、ウェットタイプに、滑らかさ重視、万能タイプ、防水性タイプなど、用途に合わせて選べるようです。

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 ホコリが付着しにくいドライタイプにも惹かれましたが、最近は輪行で山に行くことが多く、雨の日は走りませんので、ウェットタイプで耐摩耗性や耐久性に優れ、滑らかに走れるという「BIc-004」を選択。値段もかなり安いので、まあ気に入らなくてもいいやとポチりました。

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 オイルを塗る前に、チェーンを綺麗にしましょう。ついでにAZのチェーンディクリーザーもポチってみました。

 ちなみにチェーン掃除は、以前紹介したPARKTOOLの「サイクロン CM-5.2」を使うと手軽にできますが、今回は汚れがそこまで酷くないので、こんな感じのチェーン洗い専用ブラジを使います。このブラシもAZの「三面チェーンクリーニングブラシ」というやつ。AZにケツの毛までむしられているように見えますがその通りですだってなんか便利そうなのがいっぱい表示されたんでつい

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 ディクリーザーをつけながら、こんなふうにゴシゴシすると、チェーンの内側や側面などを一度にブラッシングできるという便利グッズ。反対側は毛先が長く、スプロケ洗いに使うみたい。なかなか使い勝手が良いです。

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 こーんな感じのチェーンが

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 ゴシゴシしたら綺麗になりました。

 このディクリーザーも、安い割に、油汚れがよく落ちます。

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 掃除だけで満足してしまいそうでしたが、オイルの話でした。さっそく新オイルをたらしてみます。

 言葉で説明するのは難しいのですが、チェーンに浸透していくオイルの粘度感が非常に絶妙。まとわりつくほど粘度が高いわけでもなく、かといって素通りして下にボタボタ落ちる水のようでもなく……。しっとりとしているのに、チェーンに確実にまとわりつくような印象で、注油しながら「おおー、これはかなり理想的かも」と興奮してきました。

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 で、実際に乗ってみますと、これは( ・∀・)イイ!!

 まさに私が求めていた、ウェットなのだけどネチョネチョではなく、でもサラサラ過ぎない絶妙な粘度感が、走ってみると、「おおっ!」と実感できます。心なしか、ペダルの回転が上手くなったような気が。

 もちろん乗り回していれば黒くなるのは避けられませんが、黒くなるまでのスピードはクレのチェーンルブよりも遅いように感じます。

 レースなどに出る人は、もっとこだわりをもって追求するのかもしれませんが、週末ライダーの私には「これで十分だわ」と思わせるものがあります。社名は地味ですが、性能は良く、なおかつ安いのが魅力的です。