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 昨年、ド迫力のレース撮影を楽しんだジャパンカップ。昨年レポートした通り、行き帰りのバスの少なさで地獄を見た手前、「今年はどうしようかなぁ」、「行くなら家から車か電車+ミニベロ輪行かなぁ」と迷っていました。


 ゆっこさんの指令を受けたら行かないわけにもいきません。ちょうど、と~るさんが車で行こうとしていたので、助手席に乗っけてもらいました。

e3e05b84おはよー、お、重い……腰が折れそうだ……

 
 

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e3e05b84さすがアウディ、ハイエースより100兆倍快適だ(ハイエースの件は後日レポ予定)



BFQit6Dg_200x200朝ごはん食べてないのでサービスエリアでなんか食べましょう



e3e05b84佐野ラーメン食おう、佐野ラーメン



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e3e05b84朝ラーメンこそ至高



BFQit6Dg_200x200油膜が分厚くてまったく冷めず、熱いww


 
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 ちなみにジャパンカップが行われる古賀市林道は、自転車乗り必見のOVA「茄子、スーツケースと渡り鳥」の舞台地でもあります。1日目のクリテリウムは宇都宮の駅前で、2日目はそこから少し離れた古賀市林道で行なわれるというわけです。

e3e05b84茄子見たことないの、ダメじゃん。予習しないと。今タブレットで.....



BFQit6Dg_200x200それなら見たことありますよ



e3e05b84間違えた




 車を飛ばして2時間ほど。レース開始の10時より、1時間ほど早く古賀市林道に無事到着。あとは駐車場に停めて、コースに行くだけ。しかし……

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 すでに全部満車www

 ジャパンカップ観戦用に用意された駐車場は複数台あるのですが、整理員のおじさんによると「全部満車で、ちょっと離れた道の駅ロマンチック村の駐車場しかもう空いていない」とのこと。そこに駐車してから、会場へはバスが運行されているようです。

e3e05b84バス……嫌な予感しかしない



 予感がどうあれ、そこしか駐車場が空いていないのならそこに行くしかありません。駐車してバス乗り場まで行ってみると……

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e3e05b84やっぱりまた行列か…… orz



 仕方なく行列に加わります。係員によると、9時になるとレースのための通行規制に引っかかるため、バスがスタート地点まで行けず、ふもと止まりに。そこから歩いて行かなくてはならないとのこと。さらに、次のバスがその規制にかからない最終便になるとのこと。

e3e05b84次のバスになんとか乗らねば……



 祈るような気持ちでいると、なんと、私とと~るさんまでがギリギリ乗車!! カメラが入った重いリュックを背負って登山をしなくて済み、ホッと胸をなでおろしました。

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 古賀市林道に初めて来たと~るさんは、バスから見える斜度や路面の綺麗さに興味津々。「ジャパンカップとは別に、普通にロードで走りに来たいよねぇ」などと話していると、突然、大きく土砂崩れを起こした場所が。

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 実は、台風18号による大雨被害の影響で、コースの一部である下野萩の道が大きく土砂崩れ。今年のジャパンカップは、例年よりコースを短縮して開催される事になったのです。できれば、復旧された折りには、ロングコースを走ってみたいものです。

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 とかなんとかバスに揺られていると、コースの脇に見覚えのある女性が。

e3e05b84BFQit6Dg_200x200今の、Mallowさん!?


 慌てて手を振ると、向こうも気づいたよう。会場に来ているとTwitterで知っていましたが、いやはや偶然とは面白いものです。


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 そのままバスはスタート地点へ。スタート地点には、各メーカーのブースが用意され、特売品や記念品、ロードバイクの展示などが多数あり、お祭り騒ぎ。とりあえずRaphaのブースに行き、特売品の残りが「X-Small」ばかりな事に肩を落とし、レースの開始時間も迫っているので林道を登りはじめます。

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 昨年も書きましたが、プロのレースでの巡航スピードは驚異的な速さなので、平地だとあっというまに通りすぎてしまいます。山の上の方で観戦すると、選手たちは当然ヒルクライムをしているので、平地よりはスピードが遅く、じっくり様子を見たり、応援したり、撮影するにはもってこいというわけです。

 徒歩でもゲンナリするような斜度を歩いていると、レースが始まったようです。コース上を歩く事ができ、選手が近づいてきたら横に避けて応援、通り過ぎたらまたコースを移動できる……というのがロードレースの面白いところ。普通のプロスポーツでは、選手と観客が柵などで分けられていますが、ロードレースの場合はあまりにも距離が近く、柵も無いため、プロの速さや熱気がダイレクトに伝わってくるのです。

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 だからこそ、例えば道に大きくはみ出しているとレースの邪魔。最悪、選手と接触して落車などの原因になってしまうかもしれません。コースを歩きながらも、後方から車や選手が来ていないか注意し、注意を呼びかける笛や、他の観客達の声にも意識を向けているのがマナーです。

 そんな近さだらかこそ、当然写真に撮ると迫力も満点。白線からはみ出していないにも関わらず、望遠レンズのフードと前輪がぶつかってしまうのではと怖くなって「うおっ!!」と、思わず身を引いてしまうほど。

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 もちろんF1などの方がスピードは速いですが、被写体の距離が近いので、カメラで流し撮りをする際の首振りスピードはモータースポーツのそれに匹敵します。さらに、林道は木々が生い茂り、昼間でも光量不足の区間が多く、200mmや300mmの長玉を使う際は、流し撮りでなくても手ブレが心配……と、なかなかの難易度。遊びで来てるだけなので「まーちょっとくらいブレてた方が迫力あっていいって事で」と深く考えずにシャッターを切りまくりました。

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 撮影しつつ坂を登っていき、宇都宮ブリッツェンのファンが沢山いるコーナーの付くまで来ると、既に現地入りしていたDeroさん、ゆっこさん、まっつーさんを発見。レジャーシートに荷物を置かせてもらい、その場を起点に場所を細かく変えながら撮影・観戦を楽しみました。

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 今回の目玉はなんといってもカンチェラーラ(前回は来日したもののケガで走れず)。テレビやネットの動画で見た彼の走りが、距離30cmくらいで観賞できるのは一生の思い出レベルで興奮せずにはいられません。

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 スター選手らしい独特のオーラもあり、大柄な選手でもあるため、集団の中でも目立ち、ついついピントを合わせてしまい、気づけばカンチェの写真ばかり。これではいかんと、別府選手なども撮影。

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 ユーロップカーからランプレへの移籍が決定した新城幸也選手も撮影しようと狙いますが……。

 どれが新城選手かわかんねえwwww

 いつものユーロップカーの緑色のジャージであればすぐに見つけられますが、この日の新城選手はジャパン選抜的なチームの一員として参加。白いジャージを着ているため、アンカーなど他の白いジャージの選手と見分けがつきにくく、途中からファインダーの中で「コルナゴコルナゴ」とフレームを探して撮影するようにして、ようやく見つけられました。もっとも、終盤にかけては果敢なアタックであわよくば1位という存在感を発揮してくれました。

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 選手は短くなった1周10.3kmのコースを14周、総距離144.2kmを駆け抜けます。同じ場所に陣取っていた場合、14回目の前を通ってくれるわけで、クリテリウムほどではありませんが何度も選手が見られるという意味では観客にとって満足度の高いレースと言えそうです。
 
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 しかし、のんびり最後まで観戦しているわかにはいきません。昨年レポした通り、帰りのバスは鬼のような大行列になるのが必至。それを回避するためには、早めに切り上げるのが得策。宇都宮から自転車で来ていて、「選手達と一緒に帰る」というDeroさん達に別れを告げ、私とと~るさんは残り2周あたりで下山開始。ちょうどゴール地点に降りた瞬間に、ウリッシと新城を抜き去ったモレマが両手を上げるシーンに遭遇できました。

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e3e05b84木でモロに隠れて見えねえwwwwww



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 レースが終了するとバスのりばへ移動できるようになるのですが、その移動解禁とほぼ同時に、ロマンチック村へのバスへと向かいましたが……

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 すでに行列www

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 振り返ると大変なことにwwwwwww

 それでも早く切り上げた甲斐があり、30分ほど待って3台目くらいのバスに無事乗車。駐車場まで移動できました。もっと遅く会場を出ていたら、1時間待ちなどはザラだったでしょう。輪行ができる人は宇都宮駅から輪行ってのが最良の手段なのかもしれません(会場駐輪場での盗難が怖いというのはありますが)。

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 すぐに東京に帰るのも勿体無いので、宇都宮の街へ。「ここで昨日クリテリウムが行なわれたんだよ」などと歩いて、アーケード商店街へ。ここの中に期間限定で、Raphaのショップが出店しているという情報を耳にしていたので、掘り出し物がないかと物色。インナーなどのセール品は持っているものばかりで何か買ったわけではありませんが、色々な商品をブツブツ言いながら物色しておりました。

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 そして宇都宮と言えば餃子。餃子を食べずには帰れません。「じこまん」の中で美味しいと紹介されていた「正嗣」へ。

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 ここも行列wwwwwwwwwww

 人気店ゆえ、行列は仕方ないと並びますが、席数が少ないため、これがまた進まない……。待っている間に何を注文しようか考えるのが楽しいですが、この正嗣、なんとメニューは

・焼き餃子
・水餃子

のみwwwwwwwwww

 なんと、白いごはんも、ビールも、何にもありません。ひたすら餃子を食べるのみなのです。こうなると、何を何人前頼むか? という事しか考える要素はありません。

 餃子は一人前6個、普通の餃子より小さめとのことで、「大人1人で2人前は食べるのが普通」らしい。さらに店が混雑しているので「追加の注文はNG」。食べてみて、足りなくても追加ができないという事です。

e3e05b84となると焼き餃子2人前に、水餃子を1人前……でも、今日はロクに食べてないのでお腹すいてるから、焼き×3人前、水餃子×1人前とか食べられるかなぁ。
 

BFQit6Dg_200x200へるさんはそうします? じゃあ俺は焼き×4人前、水餃子×1人前で。



e3e05b844人前も食べられる? 6×4=24個もあるんだよ



BFQit6Dg_200x200大丈夫、イケますって


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 1時間ほど待ったでしょうか、いよいよ入店。目の前に、なんとも絶妙な焼き加減の焼き餃子が並べられました。

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 食べてみると、思いのほか野菜が多め。キャベツ、ねぎ、生姜、ニラが主体で、豚肉も入っているようですが、野菜の甘みを楽しむ感じ。それゆえサッパリとしていて、これなら沢山食べられそう。パリパリの焼き具合と、フワフワ感のある皮の食感も絶妙。確かに、ちょっと食べたことのない美味しさです。

e3e05b84美味しいねぇ



BFQit6Dg_200x200シンプルだけどそれがいいですねぇ



 ~15分後~

BFQit6Dg_200x200へるさん、俺、最近、ラーメン屋行って昔のノリで大盛りとか頼むと後悔するんですよね……


e3e05b84なぜその話を、いまここでする? それは、ひょっとすると焼き×3、水×1人前を頼んだ俺が、焼10個を残して、すでに腹が張り裂けそうな事と何か関係があるのか?

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BFQit6Dg_200x200奇遇ですね、焼き×4、水×1の私は、焼き×2をフルで残したまま、いま燃え尽きようとしています。

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e3e05b84だから4人前も食べきれるのかって言ったじゃねえーかwwww


BFQit6Dg_200x200食べきれる気持ちはあったんですよ、三十路の消化器系が追いつかなくなっているのに気づかなかっただけでwwwwww


e3e05b84気wwづwwけwwww


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 お店のおばちゃんに、「美味しいのに申し訳ないんだけど食べきれなかった」と伝えると、そういう人も多いのか気軽に持ち帰り用の箱とビニール袋をくれ、2人でたんまりと思いがけないお土産を持ち、お腹をさすりながら宇都宮の街を後にしたのでした。

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e3e05b84と~るさんのカッチョいいアウディを餃子の匂いまみれにして俺的ジャパンカップ終了。


BFQit6Dg_200x200いやあああああwwwwwwwwwww