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 とある日。晩御飯を食べ過ぎたので、カロリーを消費しがてら、深夜に都内ぼっちナイトライドと洒落こんでいたところ、悲劇は起こりました……。

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 東京駅周辺でぶらりと撮影した後、0時を回ってしまったので足早に家へと帰還。あと少しで家につく……という場所で、「ガガッ」とスプロケあたりから異音。そのままクランクが少し空転しました。

 「チェーンでも外れたかな?」と、足元を見下ろしてもチェーンはしっかりかかってます。「??」と思いながらクランクをもう一度回すと、普通にそのまま走れます。「気のせいか……」と、少し進んでいると再度「ガガッ!!」っと空転。

 もう家の前で、時間も遅いので、とりあえず家に戻ってシャワーを浴びて翌日キチンとチェックしようと決意。……そして翌日になると、スプロケが不思議なことになっていました。


 
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 要するに、スプロケが左右どちらにもエンドレス回転します。当然、チェーンをかけてペダルを回しても、スプロケがガラガラと回るだけで、リアホイール自体がまわりません。前に進みません。私の自転車は自発的に、ペダルをぐるぐる回すだけのエアロバイクに超進化を遂げたのです(ただし無負荷)。

 ワーイ新車買おーヽ(=´▽`=)ノ

 錯乱している場合ではありません。原因を究明せねばなりません。しかし、この現象……前に見たことがあるような……。

 ……ハッ!?

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 そうです、いつぞや奥多摩に行った帰り道……HIGIRIさんのホイールのスプロケがエンドレス回転化。クランクをまわしても進まないので、皆でカーリングのようにHIGIRIさんの背中を押して、なんとかBCに辿り着いたあのトラブルと同じ症状ではないですか!!


 家の近くでぶっ壊れてくれたのが不幸中の幸い。これが奥多摩や長野の山奥だったらと考えると、ゾッとします。au自転車保険のロードサービスを呼ぶほか無いところでした。

 それはさておき、修理できるものなら、修理せねばなりません。症状をググってみると、ゾンダのハブが全面的にイカれてしまったのではなく、どうやらラチェットの爪を立たせる「ラチェットスプリング」というパーツが、おかしくなってしまった可能性が高いようです。

 よくわかりませんが、とりあえずスプロケを外して……

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 フリー側を開けてみます。

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 古くなって汚れがグリスでかなり汚い……良い機会なので、直せるなら直しがてら掃除やグリスアップもしましょう。

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 フリーをズボッと抜いて

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 この筒の裏側にラチェットの爪があるハズ……ですが、真っ黒なグリスでドロドロで何処が爪だかよくわかりません。

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 まずはグリスを拭きとって……

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 見えました!! シルバーの小さなパーツが3つ、これがラチェットの爪のようです。この爪は、片方の回転に対しては横に寝て抵抗しませんが、反対の回転に対しては爪が引っかかって抵抗する構造。スプロケ+リアホイールを回す力を伝達してくれているようです。

 下り坂で脚をとめて「ジャーッ!!」と音を立てながら進んでいる時に、「ジャーッ!!」という音(ラチェット音)を立ててくれる正体でもあるわけですな。ふむふむ。

 このラチェット、正常な状態では、爪が外側に向かってビョンと立っているとのこと。しかし、写真のように爪が全部寝てしまっています。

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 つまり、この爪をビョンと立たせるための何かが壊れてしまったよう……爪の側面を観察してみると、金属のリングがグルッとフリーの外側を一回転しているのを発見。このリングが「ラチェットスプリング」というパーツのようです。スプリングを外してみると……

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 折wwwれwwてwwたww \(^o^)/


 つまり、スプリングが折れる→爪が立たずにずっと寝たままに→爪が引っかからないので左右どっちにも空転というのが、トラブルの原因のようです。

 泣きながら、いつもの自転車屋さんに電話すると「ああ、ラチェットスプリングですね、消耗品なのでパーツだけで販売してますよ」とアッサリ。

 もしかして、これって意外とよくあるトラブルなの!? ( ;∀;)


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 というわけで、自転車屋さんで100円だか200円だかでリングをゲット。

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 ついでにデュラグリスこと、プレミアムグリスもゲット。

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 フリーの内部のグリスも綺麗に拭きとって……

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 たっぷりとぬりぬり

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 こっちにもぬりぬり

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 グリスまみれになってますが、これが新しいスプリングを装着した、正しいラチェットの状態。外側に向かって、爪が立っているのがわかります。

 これで直るハズ!!

 緊張しつつスプロケを再度とりつけ、チェーンをかけ、クランクを回してみると……



 なおった!! ( ;∀;)

 滑らかでラチェット音が小さくなると言うデュラグリスだけあって、なんかジャージャー音がセレブっぽい感じになったけど、まあ直ったからヨシとします。

 ちなみにこの後で風張林道に挑んで無事生還したので、キチンと修理できたのだと思いますww

 と言うか、この細い知恵の輪みたいなリングが折れただけで、自走不能になる構造ってどうなの?

 聞けば、カンパのハブは多くのモデルでこの構造になっているとのこと。素人考えでは、3つの爪に対して、独立したバネで立たせる構造にすれば、1つのバネが壊れても2つが生き残っているから、自走不能にはならない気がするんだけど……コストの問題なんですかねコレ。

 いずれにせよ、遠出の最中に同じトラブルが発生した場合、スプロケ外し工具+交換用スプリングが無いとお手上げ。慌てて近くの自転車屋さんに駆け込んで、スプロケ外し工具があったとしても、スプリングの在庫が無ければお手上げ。めったにない事だとは思いますが、カンパホイールのユーザーは、このスプリングも万が一用に持参していた方が良いのかもしれません。……しかしなぁ。