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ロードバイク に参加中!
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 めっきり寒くなりましたが、皆さんロード乗ってますか? 私はデブなのでもともと寒さに強く、凍えるような日でも「汗ダクにならないからむしろ好都合じゃん。ドリンクも少なくて済むし」とか思うタイプなので、真夏よりもむしろ乗りやすい時期だと感じます。アンダーアーマーとか、インナー類をしっかり装備すれば、冬でもライドは可能です。まあ、道が凍ったり、雪が降ったらお手上げですけど、東京じゃあまりそんな事もないですし。

 それはさておき、都内でも木々が紅葉しています。先月あたりは、ヒルクラで山の上まで行かないと紅葉がお目にかかれませんでしたが、今では平地のサイクリングロードでも紅葉まっさかりです。

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 ロードバイク×写真が趣味な人間としては、ついつい脚をとめて撮影ばかりして、なかなか目的地にたどり着かない困った季節でもあります。

 「真夏の峠×ロードバイク」
の組み合わせはザ・ロングライド! スポーツだぜ! という感じで絵になりますが、落ち着いた「紅葉×ロードバイク」って写真も、普段と違った雰囲気でオツなもんです。

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 サイクリングロードを走っていて、紅葉の密集地帯を見つけたら、ちょっと休憩を入れましょう。

 紅葉している木にロードを立てかけて、記念撮影ってのもイイですが、どうせならば紅葉のまっただ中にロードを持ち上げてちょっと林の中に入りましょう。車体が軽いので、持ち上げるのは特に苦になりません。

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 ロードから降りて、立っている目線の高さにカメラを構えて撮影すると、あまり面白くない写真になってしまうのは、かつて長大な連載企画「ロードをカッコよく撮影しよう」(第1回:降りたまんまアングルからの脱却 / 第2回:シャッタースピードで動きを出す)でウダウダ書いた通り。
 
 少し腰を落としたり、フレーム内に配置する自転車の位置を黄金比に合わせたり……ちょっと工夫すると、グッと違った写真が撮れます。

 例えば林なら、木が上下に伸びているので自転車を真横から撮影すると、縦と横のライン生まれ、それがカチッとクロスするような構図に整理され、スッキリ見やすい写真になります。

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 思い切ってローアングルから撮影すると、ホイールが大きく写り、安定感が出て、ロードがカッコよく撮影できるのも1つのテクニック。紅葉の季節は、地面に落ち葉の絨毯が敷き詰められるので、ローアングルは落ち葉を強調する手段としても使えます。ロードをカッコよく写しつつ、紅葉いっぱい感もアップし、一石二鳥というわけです。

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 いまいち絨毯が目立たない時は、あたりの落ち葉を何枚か集めて、レンズの前に散らしてみると……

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 グッと紅葉に包まれてる感がアップします。前ボケというやつです。

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 一見、落ち葉絨毯の存在感が薄い遠景でも……

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 ちょっと腰を落としたアングルにするだけで、落ち葉の存在感がグッとアップ。左上の木の葉の存在感に地面が負けないようになります。

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 前ボケが使えるのは、ローアングルだけではありません。

 垂れ下がった枝があれば、それをちょっと引き寄せて、レンズを葉っぱの隙間からニョキッと出すような感じで撮影してみると……

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 こんな感じの、ちょっと面白い写真に。お花畑とかでも使える技です。

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 自転車をバックから、進行方向を撮影する時は、これから進む道の先がよく見えるように、光の加減を気にしたり、道の先に自転車が重ならないように注意すると吉。紅葉に限った話ではありませんが、この先に何があるんだろう? 感を出した方が、森や林の写真は面白くなります。

 感覚的な話ですが、脇からピーターラビットでもヒョコッと顔を出すんじゃないか? 俺はもうこの森から抜けだせないんじゃないか? 感を出すと、冒険してるぜという雰囲気が出るからかもしれません。

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