
~前回までのあらすじ~
初心者向けの、手軽にヒルクラ練習ができそうな坂道を探して仁田山峠に行ったら、真逆の激坂で、心がモッキリと折れ、このまま自転車を降りてこの山で山伏として生きていきます。ご愛読ありがとうございました。

敗因は幾つかありますが、最もアウトだったのは、目的地選別にあまり時間が無かったので、登る標高と、そこに至るまでの距離を良く確認しないまま「トレーニングコースとして組まれているんだから、そんなにキツイこたー無いだろう」という思い込みで出かけた事です(しかも厳密に言うと、組まれたコースを逆から登っていて斜度がさらにキツイ)。
また、先日の軽井沢ライドで、斜度が低ければ、距離が長い坂でも、心拍が上がり過ぎないように注意してひたすらクランクを回していればなんとかなる事は学習しました。しかし、容易にクランクが回せないような激坂の場合、立ち漕ぎでなんとかするにも限界があり、無茶をしても脚が削られるだけ。輪行袋は持参していないので、帰りの脚も残しておかなければならず、となると、あとはもう泣きながら自転車を押して歩くしかありません。
というわけで、激坂の手前で立ちすくみ、心が折れた記念撮影をした後、あまりに斜度がキツイ区間を歩いてクリア。そこからまた自転車にまたがり、しばしヒーヒー言っていたら、視界が開け、頂上(?)かどうかわかりませんが、とりあえず峠の上まで到達しました。


おかしい……家を出て2時間くらいクランク回していただけなのにシシ神の森にいるんだが。


休憩を交えつつ、そこから先にも進んでみましたが、また似たような激坂、激下りの連続。トレーニングコースを最後まで行ってみようかとも思いましたが、夕方も近くなってきて、あんまり遊んでいるわけにもいかないので、来た道をそのまま戻ることにしました。


とりあえず、心が折れたところから頂上っぽいところまでと、折り返したダウンヒル動画はこちら。見ればわかるように、あまり人が通らないせいか、落石や落ち葉が多く、路面はかなり荒れていてスピードは出せません。にもかかわらず、斜度が凄いので勝手にスピードが出てしまうので、かなり慎重に走りました。

下りながら、ふと前方に目をやると、鳥居観音がクッキリと。

めんまライドの時に、のんれす氏と騒いでいた場所ですが、アレな感じの観光地としてB級スポット好事家に人気の場所です。しかしまあ、こうして見ると、凄まじい場所に立てられているのがわかります。ちなみにこの鳥居観音への道も、ヒルクラ好きには激坂として有名なんだとか。

ふと目をやると、
コア山という石碑が。
え? ここ、コア山っていう名前なの!? というかコア山って何?
左下に聖書って書いてあるから、青森県戸来村的な伝承とか!? って、
あれ!?
聖書じゃねえ……

翼書って書いてある。
翼書って何!?
……
見なかったことにしよう ('∀`)

どうやら激坂の末にワンダーゾーンに迷い込んでいたようで。
目を覚まし、パワーを回復して家まで帰るためにも、カロリー補給は重要。ここで禁断のピルクル投入!!

あれwww
ピルクルだと思って買ったらミルージュだったwww ミルージュって何!?www
日清食品のピルクルは味が完全にヤクルトですが、これは本家のヤクルトが出しているヤクルトっぽいモノのようで。飲んだら味は完全にヤクルトでした。ややこしい。

そんなこんなで、多摩湖に戻ってきた時にはすっかり夕方になっていました。景色は素晴らしかったけれど、ちょっと私の貧脚には荷が重い峠でした。
……次行ってみよう。
