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 昨年のめんま化ライドで、真夏のヒルクライムにおける熱中症の恐怖を味わって以来、ハンガーノックに負けないくらい、熱中症対策には余念がありません。ゆかり飴や、男梅で塩分補給、水分補給もこまめに行ない、休憩時には体や血液を冷やす事も忘れません。近頃の気温では、別にヒルクライムでなくて、サイクリングロードを走っている時でも、キッチリやらないとぶっ倒れる危険性があります(サイクリングロードは日陰ないので逆に危険)。

 そんな熱中症対策の柱となるのが、サイクルボトル内の水分。ボトル体制としては以前書いたように、サーモスの魔法瓶「JNL-500」を愛用しています。軽くて細いですが、れっきとした魔法瓶ですので、保冷能力があるとされるサイクルボトルよりも冷たさを維持する能力はワンランク上。氷を多めにガラガラ入れて出掛けて、灼熱のロングライドを終えてまだ氷が残っていると感動します。

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 ただ、私はこの魔法瓶を1本しか持っていません。ボトルケージは2台体制なので、残りのケージには普通のサイクルボトルを入れています。こちらは保冷能力ゼロ。冷たい飲み物を入れても、信号1つクリアする区間でぬるま湯になり、しばらく乗ってから飲もうとすると「熱ッ!!」と驚くほどのちょっとしたお湯になっていて衝撃を受けます。

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 夏本番になる前は、サーモスの魔法瓶の方に氷を大量に入れて、そこにサイクルボトルの飲み物を注いで……なんて事もしていましたが、ややお湯と貸した飲み物を入れてしまうと、氷もあっという間に溶けてしまうのでこの季節はNG。

 そこで、自販機で購入した冷たい飲み物を魔法瓶に注ぎ、サイクルボトルには真水を投入。飲まずに顔にかけたり、休憩時に頭からかぶったり、手や足などに油がついた時に洗うための水として使っています。

 ただ、顔にかける水も冷たいに越したことはないですし、最近では魔法瓶の冷たい飲み物も「うましうまし」とゴクゴクやって、あっという間になくなってしまうという事が多々。いっそのこと、追加でもう1本購入し、魔法瓶2台体制にしても良いのではと考えはじめました。

 しかし、同じサーモスをもう1本購入するのでは芸がありません。そこで何かオモシロイモノは無いかとあれこれ検索した結果、そのものズバリ、ボトルケージ用の真空二重構造魔法瓶、B.freeの「ステンレスサーモボトルクール&ホット500E」を発見。注文してみました。

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 結構無骨です。ステンレス製。

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 ゴムが巻かれているのが特徴。何のためかというと……。

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 ボトルケージに入れた時に、ゴムで引っかかって、強固にホールドするためです。ただこれ、ケージの形状によって硬過ぎる、抜けすぎるって事になりそうなので、ケージ側をちょいと変形させるなど、工夫してベストな着脱感を実現すると良さそうです。ロードですと、乗ってる時に手探りでボトルを引っこ抜いて飲んで、また下を見ずに戻して……ってシーンが多いので。

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 飲みくちを外した、ボトルの口は大きめ。あまり大きくなければ、氷も難なく投入できます。

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 側面に2つのスイッチがありますが、下のスイッチを下に向かってスライドさせるとロック解除、上のボタンを押し込むとパカっと蓋が開くという仕組み。

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 傾ければ乗りながらでも飲めます。

 ……ただ、このスイッチが近い場所に2つ並んでいるので、ボトルを見ずに、手探りだけで蓋を開けようとした際、慣れないと一瞬「あれ? 今触っているのはロックだっけ? 蓋のボタンだっけ?」と戸惑います。まあ、私が買ったばかりで慣れていないだけだと思うので、しばらく使っていれば、ブラインド操作できるようになるでしょう(この点はサーモスの方が使いやすい)。

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 肝心の保冷力はまだ使い始めなのでよくわかりませんが、とりあえず灼熱の中を、2時間程度走っても、まだ氷はガラガラと残っている状態。サーモスの方が強力な雰囲気もしますが、ぶっちゃけ、軽い日課の運動というカタチで2、3時間ウロウロして戻ってくるいつもの使い方ではどちらも十分過ぎる性能です。

 これに氷水をたんまり入れて、体感温度39度とかの中で、頭からかぶったら最高に気持ちよさそうですが、冷たすぎて「ヒャア!!」となって落車しそうです。

 話ぶっ飛びますが、最近水冷PCを見ていると、「チューブを編み込んだサイクルウェアと、ハブダイナモからの給電で動くポンプをセットにして、魔法瓶から冷水をチューブに送り、ウェア内のチューブに冷水を循環させるシステムとか開発したら涼しく走れるのでは」と妄想しましたが、冷水が1周する間に温水になるだけな気もします。やっぱりサポートカーが前を走ってくれて、後ろ向きにクーラーを(黙れ)