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前回までのあらすじ。
しろさんの100kmライドチャレンジ企画がスタート。12人で無事榎本牧場へ到着、ここから荒川CRを離脱し、入間川CRに接続する必要が。前回はへまさんに牽いてもらったので無問題だったが、私も茶川さんもそれに頼りきっていたので道がうろ覚え(あらすじ終了)。
「まあ、あっちの方へ進めば大丈夫だよ」
というアバウトさでとりあえずライド再開。「こっちの坂じゃね?」とか2人で言いながら、なんとか見覚えのある一般道へ。遡ってきた荒川を少し戻るような感じで進むと、無事入間川が現れました。



入間川CR突入。前回も思いましたが、サイクリストを含めて人が少なく、走りやすいサイクリングロードです。ちょっと道幅は狭いですが。

周囲は工場や倉庫が多く、食べ物屋さんも少ない地域。サイクリングロードに人が少ないのも、そういう理由からなのでしょう。ただ、起伏もほとんどないので、100kmライドの距離稼ぎとしては最高のルートかもしれません。


のんびり走っていると、サイクリングロード沿いにタミヤRCカーグランプリが!! その昔、アバンテって言うRCカーが欲しくてのぉ(おっさん)

他に食事処の宛もないので、前回と同じお蕎麦屋さんに立ち寄る事に。席に着くやいなか、氷入りの冷水をピッチャーで要求するヒートアイランドローディー軍団(すいません)。

エネルギーはガッツリ消費しているのでお腹はすいていますが、サッパリ食べられるものがイイなぁと、十割そばと豆腐の天ぷらをチョイス。胃腸が丈夫な事もローディーにとって重要な要素とされていますが、最近はハイパー油ギッシュな食べ物を前にしても「食べたい!」というより、「写真見て満足したのでサッパリ系を食おう」というおっさん思考になりつつあります。
まあ、こってりラーメンとかも大好きではあり、平日は食べたりもするんですが、ロードバイク乗るとあんまりそういう気持ちになりません。夏の日差しに茹でられた後なんで、単に熱いものが食べたくないってだけなのかしれませんが。

ゆっこさんのすったて(うどん)。氷が涼しげ~。

あー!! カツ丼頼んでいる人がいる!! 美味しそう!! (さっきの話はなんだったんだ)
ちなみにゆっこさんに「料理美味しそうに撮るコツ」を聞かれましたが、料理は人類が本能的に”美味しそうかどうか”をキビシイ目で観察している対象物なので、ごまかしが効かず、結構難易度が高いと思います。風景写真がどんな色でもさほど気にしないですが、白いご飯が青かったら「なんじゃこりゃ!」と思うのが人間。テレビやプロジェクタの画質チェックで相撲映像(人肌オンパレード)を使ったり、オーディオ機器の音質チェックに人間の声を使うのと似ています。見慣れている = よく知っている = 正しい絵かどうかわかりやすい = 正しくない絵を変に感じる わけです。

なので、スマホで撮る時もホワイトバランスを店内照明に合わせて微調整とかイロイロありますが、面倒なので、簡単に使えるテクは、近づいて撮る。プレートに乗った料理を、端から端まで全部フレームに収めたくなる(↑写真)のが人情ですが、後から写真を見返すと、料理の説明にはなりますが、蕎麦がつやつやしていて美味しそうだとか、カレーから湯気がでててうまそうだとか、そういった”感動ポイント”がガツンと伝わる写真にはなりません。

ググッと寄れば、同じ蕎麦でも、より美味しそうに見えます。

ぐぐっと ↓

難しく言えば、寄る = メイン被写体の情報量を増やす = 余計な周囲の情報量を減らす ということ。写真は引き算ってやつです。どこをどう切り取ればいいのかわからない時は、どこに感動してカメラを取り出したのか自分自身に聞いてみる事が必要です。でも、寄ったら、別のお皿の料理が入らないじゃん!! という時は銀塩じゃねえんだ、ケチケチすんな、2枚撮れ。

ヨタ話はさておき、再び入間川CRへ。


お、東武東上線かな?




安比奈親水公園到着!! ロングライドではこまめな休憩も重要。無理はいけません。このあたりで70kmくらいでしょうか。次は一般道へ出て、お肉のワンダーランド、サイボクハムを目指します。




しろさんの悲鳴が聞こえると思ったら、結構な激坂がwww


サイボクハム到着!! 以前suzukiさんから話を聞いた時はステーキハウス+バーベキューテラス+公園? みたいなイメージを抱いていたのですが、到着するとあまりのデカさにびっくり。肉のテーマパークみたいな場所で、レストランもありますが、フランクフルトやスペアリブなどを気軽に食べられる売店や、持ち帰り用の販売コーナーなどもあり、子供連れから、晩御飯の食材を買いに来たお母さんまで、非常に賑わっていました。



飛ばねえ豚はただのフランクフル…(まったく笑えない)


メガトンセットww もりもりセットww BIGバラwww
なにこの素敵ワード満載っぷりは。
しかし、疲れた胃でスペアリブな写真を見ていると、「そんなに沢山はいらないかなぁ」という弱気な感じに。

とりあえず定番のフランクフルトを。パリっとジューシーでうめえww

味噌だれのカシラも1本。これも深みのある味で美味しいです。







お腹を満たしつつ、再びロード談義に。ローディー歴大先輩のsuzukiさんやDERO♥RISTさんにはイロイロと教えてもらいました。個人的に興味があったのは「ヒルクライム好きな人は、いつヒルクライム好きになったのか?」という事。
御存知の通り、私の病状は平地&ダウンヒルスキー兼ヒルクライム回避症候群ですが、最近は何が何でもヒルクライムを回避しようとは思わないようにしています。これは心境の変化というよりも、ロングライドで遠出できる距離が増えてくると、必然的に日本では山にぶつかるという地形的な問題から。山を越えられれば、もっといろいろな世界に行けるのになぁという思いがあります。ただ、実際に登り始めると「なんなのこの苦行」という思考が強くなってしまい、楽しいライドが、楽しくなくなるというジレンマを抱えています。
DERO♥RISTさんも、もちろん最初から楽しかったわけではないそうですが、思うように登れない時でも、同じコースをもう一度登ってみたら、タイムが縮まり、「オレ、行けるんじゃね!?」と面白くなってきたとのこと。確かに私の場合、例えば都民の森を登った時も、ヒーコラ言って登れた登れた喜んでいるだけで、実際にどのくらいの時間がかかっているのかよく理解していません(ログは残っているので調べる事は可能)。つまり、自分のヒルクラ能力を数値的に把握していないという事。ちょとした坂でも、自分がどのくらいの時間で登れるのかを把握し、何度も挑戦し、ステップアップしている事を実感するのが大事であり、楽しさにも繋がるという話で、目からウロコが落ちますわマジで。
suzukiさんには、登りの時にお腹の筋肉の使い方、心肺機能アップのための負荷の掛け方や、そのための心拍センサーの重要性などを教えてもらい、なるほどの連続。ロードに乗ると、最初はスピードを気にしますが、そのうちギアの使い方でケイデンスを一定に維持する事を重視(←イマココ)、次の段階は心拍をチェックしてケイデンスを変えないようにギアで調整するという話。心拍で走るのだ! と言いつつ、心拍を把握していないという矛盾状態の私にはためになりまくりです。心拍センサー買わないとww

お腹も、脳も満たされたので、狭山から都心方向へと移動開始。お馴染みの多摩湖自転車道を目指します。

しかし、何やら不吉な雲が視界に入るようになり、コンビニで作戦会議。アメッシュ、雨っす(Androidアプリ)などの出番です。

どうやら新宿や池袋などはスコールレベルの大雨が降っているようですが、うまい具合に狭山や多摩湖周辺には雨雲は無く、とりあえずは回避できそうと判断。ただ、家はそっち方面ではあるので、帰ろうとすると雨に突っ込む事になる予感……まあ、とりあえず先に進みながら考えましょう。



夕日の中の赤黒ウィリエールいいわー。


ホントに大丈夫か!? コレ。あの水中ライドのような事にまたなるのではww

100kmに近くなるにつれ、疲労も蓄積していると思いますが、頑張って坂道をクリアするしろさん。


あ、そうえいば多摩湖付近は、実は結構高台のようになっていて、キツめの坂が結構あったような……。例えばこの坂とか、キツいんじゃね?


しろさん「さっきからもう坂は無いって何回も言ってる!!」



しろさん「ギニャー!」

雨も近くなってきましたが、家の場所も皆バラバラなので帰路につくメンバーも増えてきました。akiki1さん、pepeさん100kmクリアできたそうで、よかった!! みんなお疲れ様でした。

ついにホームグラウンドである多摩湖自転車道に戻ってきました。ホッとしますなぁ。

しかし、雨雲に追いつきつつあるようで、空の色もさらにヤバゲに、たまにポツポツと雨が当たるようになってきました。水中ライドは避けようと、小平駅でしばし雨宿り。予想通りザッと一雨降った後、多摩湖自転車道の終点、武蔵境方面も雨が抜けてきたようなので、再びライドを再開。日も暮れてナイトライドになってきました。


雨宿りしていた小平付近はそれほど降りませんでしたが、多摩湖自転車道を進むと、路面が激しく濡れているトコロが出てきて、強烈な雨が通り過ぎた事を伺わせます。雨宿りせず直進していたら直撃だったでしょう。今回は上手く回避できました。
それにしても、こんな時間&天候時に多摩湖自転車道を走ったことありませんでしたが、空が数十秒に一回、稲妻でビカビカと光り、黒い森に包み込まれるような自転車道は、独特のスペクタクル感で走っていて妙なテンションになります。


濡れた路面や、闇の中から現れる車止めなど、注意しなければならないポイントは多いですが、めったにやったことのないナイトライドは新鮮で、雑多な視界情報がバッサリカットされた気持ち良さもあり、なんだか面白いです。挑戦したことありませんが、長距離ブルベとかフレッシュとかって、きっとこんな感じなのかなぁ。


無事、多摩湖自転車道の入り口に到着!!
天候が不安なライドでしたが、事故も無く、しろさんも無事100kmを達成!! 美味しいものも食べられて、めでたしめでたしとなりました。参加された皆さん、大変お疲れ様でした。ヽ(=´▽`=)ノ
100kmという距離は、恐らく健康な人で、体力に自信があれば「疲れたけど行けちゃった」という感覚でしょう。今までぜんぜん運動していないインドアな人でも、時間をかければ、口からエクトプラズムを吐きながらのゴールになるかもしれませんが、死ぬ気で走ればなんとかなると思います(もちろん平地主体、ヒルクライム無しでの話)。
ただ、走れたとしても、お尻が痛くて帰宅後椅子に座れないとか、ハンガーノックで立てなくて誰かにヘルプを頼んだとか、フラついて事故りかけたとか、いわゆる無理をして100kmクリアするのと、楽しいライドのまま100km終えられるのは、実は結構な差があるんじゃないかと思います。
体力にばかり気を取られがちですが、100kmを快適に走り切るためには、長時間乗っても脚や腰や腕が痛くならない、お尻が痛くならない必要があり、それを実現するためには、自分に合ったサドルの高さ、ハンドルの位置、ペダリングの仕方、時折立ち漕ぎや座り位置の変更を織り交ぜて疲労の局部集中を避けるとか、そういった細かい工夫の積み重ねが効いてきます。
補給に関しても、ヘロヘロにならないように定期的にドリンクを飲むとか、塩分を補給するとか、甘いものをとるなどの必要性を理解して、ヤバイ状態になる前に食べるのもロングライドにおける1つのテクニック。前回の100kmより、今回の100kmはより楽に走れたのか? そう考えると、たかが100km、されど100km。ヒルクライムにハマった人の心境と同じように、奥が深くて面白いもんです。

こちらこそありがとうございました!
いやぁ、やっぱり坂スキーな人の体験談は参考になります。
ホントに「この坂登りがいつ楽しくなるんだ」とまじめに悩んでいたのでw
でも最近“坂がライドの主食”みたいな感覚がうっすらわかってきましたw
>はじめはGoProにしようかと思ってましたが、今はソニーにしようかと思ってます。
山の上は景色も良いし、ダウンヒルは迫力もあるいので
映像で残ってると「ここ楽しかったなぁ」と思い出す時は便利ですね。
5年くらいクランクまわしていたんじゃないかと思うくらい
無限に続いているように感じた坂も、動画で見返すと「あれ? 5分くらいしかたってねえww」とか
結構衝撃受けます(^^;
画質は今のところGoProよりソニー(AS100V)の方が一枚上手です。
周辺機器はGoProの方が細かいものがイロイロありますが。
まあこれも凝っていくと、ゴテゴテ装備が増えて重くなるので
バランスが重要ですな。