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 ~前回までのあらすじ~

 軽いホイール買って坂道登れるようになったと勘違いして都民の森行ったら、血尿出た。でもなんとか登り切った。

 心が折れた時用に、サドルの下に取り付けられる携帯ポンプサイズのジェットエンジン作ってください>シマノさん (回想終了)。

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 口からエクトプラズムとなって雲散霧消していた魂をなんとか吸い込み、休憩終了。いよいよお待ちかねのダウンヒルです。上り坂は苦手ですが、ダウンヒルは大好き。理由:漕がなくても進むから。

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 と、その前に、最近ちゃっかり買っておいたウインドブレーカーをパイルダーオンします。

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 le coq sportifのこんな奴です。ピンクのラインがアクセント。以前は「PINARELLOのロゴが入ってなきゃヤダ!!」みたいなよくわからないコダワリで選んでいたのですが、最近はちょっとクラシカルに見えるジャージを収集中。ホントに古いジャージではなく、機能としては最新の素材なんだけど、落ち着いたデザインという感じで。自転車のジャージは派手なのが多いですが、le coqは落ち着いたのが多くていいです。

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 都民の森は標高が高く、下界とは気温差があります。さらに、下り坂でビュンビュン風を切ると、寒く感じるのでは? と、バッグにウインドブレーカーを忍ばせて来たわけです。いやぁ一度やってみたかったんです、ダウンヒル前にウインドブレーカー着るの。必要か必要じゃないかは別にして、その行為自体がすげえローディーっぽくて憧れていました。寒かろうが暑かろうが着たいから着るのです。

 ここから先はもう、ひたすら下るだけ。位置エネルギーを思うさま運動エネルギーに変換する作業と言えます。

 苦しさに耐えて登ってきた高度を、一瞬で消費して駆け降りるわけです。幼少の頃、レゴや砂で築いた城を、親に「片付けなさい」と言われ、思い切り粉砕した時のような、自らの努力が一瞬で水泡に帰する背徳的な快楽タイム。こうした心理状態も、バイクや車とは一味違った、ロードならではの面白さかもしれません。

 では、そんな様子を動画でどうぞ。例によって、途中で止まって撮影とかしてますので、気持ち良さ気なトコロだけ抜粋で。



 ざがみぢぎぼぢいいいいいいー!!!!!

 このために生きていると言っても過言ではない気持ちよさ。降りきったローディーに声かけて軽トラにロード乗っけて、また山頂まで500円で運んであげるビジネス開始したら億万長者になれるんじゃねこれ。少なくとも俺は52回は利用する。

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 途中で写真撮影をしているので、正確な時間はわかりませんが、ダウンヒルで風を切っている時間は1時間くらいだったでしょうか?

 いやぁ、ママチャリ乗ってた時代に、ちょっとした坂道で「気持ちいいな」と思う事はありましたが、それが1時間続くとか意味わかりません。ロードやクロスに乗ったことがない人は、恐らく経験した事がないと思いますが、この気持ち良さは病みつきになります。味わうためには地獄の苦しみを越えなければならんのが問題ですが。

 秩父のダウンヒルも楽しかったですが、こちらは路面がより綺麗で、道幅も広く、車も少なく、非常に快適。ただ、崖下の見通しも良いので、スピードが出ていると「スリップしたら窪塚洋介るな(和訳:アイキャンフライ)」という恐怖も感じます。速度が出るとどんな挙動になるのか、普段あまり練習する機会の無い、ダウンヒル時のバイクコントロール練習にもなります。

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 だいぶ下ってきて、緑が濃くなり、小川も見えてきました。

 緑のトンネルに突っ込む時は、日陰で空気がヒヤッとするのも手伝って、何か別の世界に突入するような感覚を覚えます。

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 結果としてウインドブレーカー着て正解でした。あっという間に終わる下り坂であれば、こんなもの不要かもしれませんが、1時間とか風を浴び続けるのであれば、やっぱりあった方が良い装備です。だからみんな持ってるんですな。勉強になりました。

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 ああ、降りきってしまうのもったいない……あんなに苦労して登ったのだからもっと味わわねば。

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 そんな気持ちも手伝って、綺麗な景色を見つけるたびにスピードダウン。まあ、ゆっくり降りた方が安全ですし、GWのまっただ中。急ぐ必要はありません。

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 おお、こんな山奥に売家が。こんな場所に引っ越したら、さぞヒルクライムが得意になれそうです。

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 武蔵五日市駅が見えてきました。

 このまま帰るのも寂しいし、お腹もすいてきたので昼食をとることに(途中補給ゼリーのみだった)。

 武蔵五日市駅に近い、寿庵忠左衛門(じゅあんちゅうざえもん)というお店に入ります。実は、車で奥多摩に行った時や、折りたたみ自転車を買った時に車のトランクに入れるテストをした時にも、この付近まで来て、このお蕎麦屋さんで腹ごしらえをしていました。

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 あー、水がうまい。冷酒のようにも見えるな。

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 なんでも、江戸時代からある炭問屋兼製麺業・寿美屋が開いたというお店で、蕎麦だけでなく、日本料理のお店でもあります。

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 蕎麦や天ぷら、日本料理ももちろん美味しいですが、個人的なオススメはなんとメンチカツ

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 蕎麦屋でコロッケだのメンチカツだのと言うと、駅そばかよww という気がしてしまいますが、ここのメンチカツは衣が薄く、肉汁豊富で絶品。

 大正時代の屋敷を改装した落ち着いた空間で、キリリとした蕎麦ののど越しを楽しみつつ、メンチを頬張って油分を補給するというユニークさ。揚げ物はカロリーが気になりますが、ロードバイクの消費カロリーは異常なので一切気にする必要はありません。

 おまけに、思い切り運動した後なので、美味しさは車で来ていた時の約1.7倍(体感値)。ロードってグルメ的にも良い趣味ですホント。

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 今回の都民の森チャレンジ、「途中で休めば1,000mでも登れない事はないが、相変わらずこの世の全てを呪いたくなるような気分にはなる」という結論が得られました。新ホイールのおかげで、以前のように、上り坂に対する過剰な拒否反応は薄れてきましたが、それでも「500m、600mくらいならいいけど1,000mはなぁ」というのが私の現時点の精神状態。

 まあ、「ロングライド」と聞いて思い浮かぶ距離が30km、50km、100km、120kmと長くなっていくように、ヒルクライムの獲得標高も、登っていけばどんどん数字がアップしていくものなのでしょう。そうなっていくためにも、もう少し身の丈にあった、軽い気分で挑戦できる坂を見つけていきたい所存です。