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ロードバイク に参加中!

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 冬で外を走るのは寒いから……というわけでもありませんが、最近ロードバイク系のDVDを観るのが楽しいです。ツール・ド・フランスとかも良いんですが、自分とかけ離れた世界過ぎるので、もうちょっと初心者寄りの作品がお気に入り。以前、℃-uteの矢島舞美さんのロングライドDVDが面白いと書きましたが、あんな感じのタイプが面白いです。

 ストイックな作品ながら、ちょっと肩の力が抜けていて面白いのが「栗村修のライダーズEye~ロードバイクで楽しむライダー目線ロードビュー~」 。J SPORTSや宇都宮ブリッツェンなどで、ローディーにはお馴染み、栗村さんが(もう監督じゃないんだよね)、現役時代に練習した多摩川サイクルロードや、有名なヤビツ峠、レースなども開催される日本サイクルスポーツセンターのコースなどを走る様子を、ロードに取り付けたカメラで撮影。それをひたすら収録したDVDです。



 アクションカムをロードに取り付けて、多摩川サイクルロードも走っている私にとって、ぶっちゃけ「自分で撮影した動画と一緒じゃん」という話なんですが、じっくり見ていると、「こういうラインで走るんだ」とか、「ここでダンシングするんだ」とか、自分の走行でないからこそ面白い発見がイロイロあります。よく知っている場所を走ってくれるからこその新鮮味という感じです。

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 また、長時間収録されているので、例えばヤビツ峠など、自分が行ったことのない有名コースをスタートからゴールまでを鑑賞できます。「あー、良くヤビツ峠に通っている人のブログで出てくるカーブはここの事かぁ」とか、「こりゃ確かにシンドそうな坂だ」というのが、行かずとも生々しく伝わってきます。

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 最近はYouTubeやニコ動に似たような動画は大量にあるので、「わざわざDVD買ってまで見るほどのものか?」という意見もありそうですが、変に面白く編集されていない、淡々とした動画ならではの良さがあります。また、栗村さんの良い感じに力の抜けた音声解説トラックも入っていて、勉強になると共に、クスッと笑える部分もアクセントと言えます。

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 このDVDの中には、「日本サイクルスポーツセンター」を走る映像も入っています。伊豆にある、自転車テーマパークみたいな施設ですが、遊園地的な側面と同時に、ロードレース用の本格的なコースや、日本初の木製走路競技場「伊豆ベロドローム」も設置。競輪選手も練習し、ツアー・オブ・ジャパンなども開催される、日本の自転車競技の聖地みたいな場所……のようです(行ったことは無い)。

 車も信号も一切無く、広々とした山あり谷ありのコースを自由に走る様子は、映像で見ているだけでも「気持ちよさそうだなぁ」、「一度走ってみたいなぁ」と思わせる魅力があります。ぼんやり見ていたら、「最近、この風景どっかで見たな……」と気付きました。

 そう、アニメの「弱虫ペダル」です。

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 ちょうど総北の面々が合宿で4日間1,000kmのノルマを達成すべく、ヒーコラ言っていましたが、あの合宿先こそが「日本サイクルスポーツセンター」です。おそらくアニメは、現地をロケハンして再現しているのだと思いますが、実際の走行DVDを見た後で、アニメの走行シーンを見ると、擬似聖地巡礼をしているような、なんとも不思議な気分になります。実際にここを走った事がある人なら、「俺が走ったあのコースを、アニメキャラが走ってるよ」と、こそばゆく感じられそうです。

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 激坂の後には、時速60km以上出せるような長い下りもあり。気持ちよさそうです。

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 アニメから施設の俯瞰ショット。コースの形状が本物の日本サイクルスポーツセンターと微妙に違うような……。

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 激坂。右上に時速が出るのが良いですな。

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 DVDにはオマケ映像として、練習中の宇都宮ブリッツェンの選手に、栗村さんも混じって撮影した動画が収録されています。プロの巡航速度の凄さにビビると同時に、後ろから見ていると、とにかくペダリングの綺麗さに見とれます。ツール・ド・フランスもそうですが、ケイデンスを上げていっても滑らかなペダリングがまったく崩れないプロ選手は、ホントに同じ人間なのかと疑いたくなります。まあ、暖かい部屋でDVD見てないで、そんなペダリングに少しでも近づけるよう、休まずペダルを回せって話ですけども。

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