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 以前、購入までのドタバタをレポしたロードバイク用のバッグ、ドイター「Race EXP Air」。いよいよ実戦投入してみました。

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 以前の記事で書いたように、ロングライドでの背中のビショビショを解消する事が最大のミッション。メッシュ張りで、背中とリュックの間に風が通る物理的な空間が設けられているので、背中が蒸れず、汗が蒸発できるというのが最大の特徴です。

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 薄型のバッグでありつつ、メッシュとの空間も確保せねばならない以上、収納能力はいくらか犠牲になります。ただ、サイドジッパーを開いて厚みを増やす事で、収納能力アップも可能。ミラーレス一眼とレンズ数本、輪行袋、ポンプ、ウインドブレーカーあたりなら問題なく収納できます。

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 荷物を詰め込む前に、色違いをつかっているのんれんす氏もそうですが、ユーザーが多いリュックなので、区別がつくように梨汁の詰まったヒトガタのモノを装着するなっしー(そのへんに転がってた)。

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 ペットボトルなどを入れるらしいサイド部分。ドリンクホルダは自転車についているので、とりあえず鍵を入れてみました。

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 補給食や軍手、携帯ポンプなど、ロードで必須のアイテムを入れるとこんな感じでまだまだ余裕があります。

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 α7もラクラク収納可能。取り出しやすいように、リュックの上の方(首に近い方)に入れてみます。写真はわかりやすいようにむき身ですが、カメラが傷だらけになるので、実際は保護用の袋に入れて収納します。

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 前のポケットには予備バッテリや財布なんかを入れるとよさそうです。

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 おお、レインカバーもしっかり装備。ブルベなど、過酷なライドでも使えそうですな。問題は、背負っているライダーが過酷なライドにまったく耐えられない事ですけども。

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 地味に便利なのが、ヘルメットをリュックに固定できるハンガーが付属している事。私のように、自転車を降りてカメラ撮影を頻繁に行なう場合、ヘルメットがとにかく邪魔だったのですが、リュックと一体化できると両手がフリーになって非常に助かります。どちらかというと、バリバリのローディ向きという印象のある「Race EXP Air」ですが、ポタリング派な人にこそ使いやすいかもしれません。

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 というわけで、ロングライドでも背中がサラサラかどうかを確かめるには、ロングライドをするしかありません。しかも、このクソ寒い12月に、背中がビショビショになるくらい一杯回す必要があります。

 どうせならば自然の多いトコロまで走ろうと、都内を西へ西へと抜け、五日市街道に入り、立川の昭和記念公園を抜け、拝島方面へ。ここで多摩川を渡り、秋川渓谷や檜原村方面へと走りました。多摩川は上流から下流まで下った事はありますが、奥多摩や秋川渓谷方面はあまり行ったことがありません(ヒルクライムが苦手というのもあり)。もっとも、この時期にあまり奥地まで行くと凍結していそうなので、そこを目的地としてはおらず、とりあえず"汗びっしょりになるまで”という意味のわからないロングライドです。

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 多摩川を越えて進むと、一気に田んぼや山が増えてきて、「遠くへ来たんだなぁ」という景色になります。実際は40、50km程度ですが、大半がビルや住宅街だったので、こうした景色が出てくると「ロングライドっぽいなぁ」という気になります。横浜みなとみらいとかもたまに行きますが、東京からだと、一切田舎の景色にならないまま目的地に到達してしまうので、あまりにも“旅感”が無いのが寂しいところ。

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 疲れたのでパスタ休憩。

 この頃になると、じっとりと汗をかいていましたが、お店で背中を触ってみると、ビショビショになってない!! もちろん、汗がリアルタイムに蒸発している最中なのでカラカラというわけにはいきませんが、腕とか、お腹とか、そういった他の部分と変わらないレベル。椅子に座ったらヒヤッとして気持ち悪いとか、そういう事は一切無く、メッシュ構造の恩恵をバッチリ実感できました。冬でコレですから、きっと夏になったら、さらにこの利点が活きてくることでしょう。これは楽しみだ……。

 ただ、1つ問題が……。

 妙に肩が凝る。ついでに首もなんか痛い。

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 たすき掛けのメッセンジャーバッグの時は、肩や首が痛いという事は無かったので、おそらく新しいリュックのせいです。武蔵五日市の駅を撮影しながら、「なんでだろう?」と首をかしげていましたが、α7をリュックに仕舞っている時に、カメラをリュックの上方に入れているからだと気付きました。

 先ほど書いたように、取り出しやすいだろうと、リュックの上方、つまり首に近いところにカメラを収納して出発したのですが、Race EXP Airは弓なりの形状をしているため、上部に入れたカメラが上部にとどまり、下部までズリ落ちて来ません。中で荷物が暴れないというのは良い事ではあるのですが、カメラのように重いモノを上部に入れていると、その重さが肩の下、肩甲骨あたりに集中的にかかってしまい、それが強い肩こりの原因になっていました。

 後日、試しにリュックの底のほうにカメラを入れてみたところ、肩も首も凝らずに乗る事ができました。この場合は、カメラの重さが腰のみにかかる事はなく、リュック全体の重さとして、両肩や背中で支えるカタチになり、負荷が分散されるのでしょう。


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 適当なアヴァ子解説イメージ図。ロードバイクはもっと前傾姿勢なので、上部にカメラを置くと、重さが首の根本あたりにダイレクトにかかってしまいます

 結論としては、カメラを下部の奥の方に入れつつ、頻繁に取り出しやすい配置というのを、私なりに煮詰めていく必要がありそうです。ともあれ、リュックの性能としては文句なし。走行中も、体にピッタリフィットする感覚が心地よく、リュックが動いて漕ぎにくいとか、そういった不満も一切ありませんでした。

 余談ですが、万が一何かと正面衝突して、自分が前方に放り出されるような事故をした場合、このリュック背負っていると、背骨のガード的にも良いんじゃないかという気がします。リュック+骨組み背負ってるようなもんですし。

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 というわけで、自然あふれる風景の撮影も終了。もう少し先に進んでみようか……。

 と、無意識にハンドルに手を伸ばして、前輪の向きを右に向けようと力を入れたところ、

 モキッ!

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 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

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ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああハンドルと間違えて、アクションカメラ握ってそのままもいじまったああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!

 リアルに「ああああああああああああ」と叫びながらも、α7でモゲた断面を冷静に撮影するこの余裕。予期せぬ失敗をした時って、妙に冷静になりますな。

 まあ、取り付けパーツは3,000円くらいだった気がするのでカメラが壊れるようなアクシデントでなかっただけ良しとしましょう。これは、AS15をやめて、GoPro買えという大僧正様からの天啓なのだろうか。

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 檜原村の標識が出てくると、道も山道っぽくなってきます。

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 以前はロードの良いところを、「風と一体になる」とか「匂いを感じる」とか、「距離感や高低差を自分の体で覚える事で、本当の意味でその場所へ到達したという達成感がある」なんて、よくある感想に沿って考えていましたが、最近では「音が良く聞こえる事」も外せない魅力だと思うようになりました。

 車はもとより、バイクでもブインブインとエンジンが鳴っていて、“その場所の細かな音”をかき消してしまいます。ロードで走っていると、自分が発する音は無音に近いので、風で木々がざわめく音、遠くの山で子供がはしゃぐ声の反響、林で鳥が羽ばたく音、夕方に防災無線で「夕焼け小焼け」とか「遠き山に日は落ちて」とかが流れる音なんかが、ダイレクトに耳に入るのが好きです。



 うまく言葉にするのは難しいですが、"その場の雰囲気を壊さずに、その場所へ入って行ける”感覚でしょうか。片田舎にある、ひっそりとした神社が好きで、よく降りて撮影しますが、バイクでブルンブルン言いながら乗りつけて、エンジンを切って、初めて周囲の静けさに気づくのと、静かな空間をずっと走って来た上で神社にたどり着くのとでは、大きな違いがあります。そもそも、音と雰囲気を感じ取れたからこそ、立ち止まろうと思った被写体もあり、バイクや自動車では、気付かずに通り過ぎてしまうのではないかという恐れもあります。まあ、そういったものを感じながら走れる"適度なノロさ”も、ロードの良さなんだと思いますが。

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 と、撮影してから、アイウェアを装着しようとしたところ、右のこめかみに違和感が……

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 あああああああああああああああああああああああああああああ!!

 右テンプルの先端部(モダン/先セル)がいつの間にかすっぽぬけて、無くなってるううううううううううううううううううううううう



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 つーかそもそもここ抜けるのかよ!!


 ……おかしい、リュックは絶好調だったのに、他のモノがことごとくアウトになっていく呪われたライドになってしまった……。