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 2013年の暮れも押し迫って参りました。わりとロクでもない食べ物ばかりをレポしている、当ブログの「グルメ」カテゴリですが、少しは有名どころ、注目店をレポしないと格好がつきません。というわけで、コミケ切り上げてチャリ仲間と葛飾区の亀有に降り立ちました。

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 亀有といえば、眉毛が繋がった人ですが、駅前の両さんも年末年始スタイルでした。……銅像になると、眉毛というよりも、オデコに馬の蹄鉄貼り付けたオッサンに見えなくもないです。


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 というわけで、今回訪れたのは亀有にあるつけ麺のお店「道」。食べログの2013年東京ラーメンランキングで2位だそうで。某TV番組で、都内で一番行列に並ぶ時間が長いなんて紹介もされていたそうですが、名店「麺処 ほん田」で修行したご主人がオープンしたとのこと。

 ……写真を見る限り、そんなに並んでなさそうに見えますが、

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 道路の反対が側に長蛇の列がwww

 まあ、並ぶことを覚悟の上で訪れているので構いませんが、シャッターが降りた店が目につく、下町の商店街に、これだけの行列があるのはちょっと異様な光景です。

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 後ろを振り返ると、まさに普通の下町といった感じ。

 20分ほど待っていると、一度店内に通され、食券を先に購入するシステム。店員さんはテキパキと手際が良く、接客も丁寧です。ただ、表にある椅子は4つのみで、後は立っていなければならないので、長時間の行列は疲れます。さらにこの年の瀬、寒い中、棒立ちしているのはなかなかヘビーな作業。

 4人で行きましたが、タブレットや雑誌はわんさか持っているので、ロードバイクの話や、次に何処にロングライドするかみたいな話、バトルフィールド4の話など、ワイワイやっているあいだに1時間経過……。普通、ラーメン屋でどんなに行列が長くても1時間あれば食べられそうなもんですが、なかなか前の人の群れが減りません。

 冷静に観察してみると、店内の席が少なく、また、凄い太麺なので茹でるまでに12分だか13分だかかかる模様。4人を1グループとして店内に案内されるのですが、そのサイクル自体が遅いので、時間がかかってるようです。

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 腹が減っているので、ラーメン屋さんの2軒隣の惣菜屋さんがいやがおうにも目に入り、「あの唐揚げ食いたくね?」、「ハンバーグ90円安くね?」、「つうか、あの弁当200円て安すぎないか」というようなトークばかりに。気を抜くと、待っている間にコロッケ食いまくって満腹になりそうなのでグッと我慢します。

 そろそろ2時間になろうかという頃、ようやく順番が回ってきました。

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 私が注文したのは、つけ麺(200g)+中盛100gの、特製バージョン(チャーシュー1枚、塩チャーシュー1枚、味玉1個、メンマ、角肉、のり、ネギ、日替わりトッピング)。

 目を引くのは、茶色味がかった麺の太さ。また、具が別皿になっているのは、麺とスープをシンプルに味わって欲しいからだそうです。

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 ラーメンと言うより、うどんですな……。

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 こちらは友人が頼んだ、特製つけ麺の大盛り200g。通常が200gなので、200g+200gで400g。お皿が、ドラクエに出てくる盾みたいなサイズでビビリました。4人で顔を見合わせて「俺らみたいなオッサンに食いきれるの?」という心配トーンになりましたが、結果的には頑張れば大丈夫でした。

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 こちらが特製つけ麺のトッピング。鳥のつくね(?)が美味です。

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 で、肝心のラーメンはどうなのかという話ですが、一言でいうと、よく出来ていてうまい。

 私、実はつけ麺てあまり得意ではなく、「すぐにスープが温くなるから、普通のラーメンの方が好きだな」程度の認識で、たまに評判の良い店でつけ麺を食べても「まあ、まずくはないけど、これをラーメンにした方が味としては美味しいんじゃない?」みたいなタイプの人間です。

 ただ、ここのつけ麺は、スープが泡立てた卵白か何かかと思うほどクリーミーで、太い麺をつけると、それにモッサリスープが付着して、味わい深く食べられます。また、スープ自体も、クリーミーにもかかわらず、魚介系の風味が野太く、かといって魚粉を単純に大量投入して“濃く”しただけという芸の無さではなく、複雑な出汁の組み合わせで味を表現しています(作っているところを見ていると、基本となるスープに、クリーミーさを出すスープを直前に合わせている?)。

 関心したのは、スープ割りでスープを飲み干したところ、これだけ濃いにもか関わらず、魚粉の粉がそれほど椀の底に残らなかった事。最近、魚介系のつけ麺ブームで、「ガツンと強烈」みたいなウリ文句の店が多いですが、魚粉を大量にぶち込んだだけの店だと、最後の方に粉が残ってザラザラした味になります。「道」の場合は、そうした単純さではなく、スープの完成度と、それに合わせる麺の美味しさのマッチングも総じて、完成度の高い一杯だと感じました。

 …ただ、90分とか120分とか、寒空の下で並ぶのを良しとするかは別問題。今回のようにアトラクション的に、並ぶ事も織り込み済みで行くなら構いませんが、「美味しかったから、またひとりで来て2時間並んで食べようかな」とは正直思いません。1時間程度であれば「ワクワク感を高めるための行列」で済むかもしれませんが、それ以上となると、“システム的にどうにかならんのかな”と感じてしまいます(まあ客が勝手に並んでるだけなんですけども)。

 客の携帯でもメモって30分前になったら連絡するとか、完全予約制にするとか、店と厨房の規模をデカくするとか……。“常に行列ができている”という宣伝的な効果も少しはあるんだと思いますが、人気の高まりと、店側がさばける能力のバランスが大きく崩れているのは、良いカタチではないなぁと思いました。ラーメンが美味しいからなおのこと。

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 その後も、なんやかんやとカロリー摂取が増加。

 ああやばい、年末ロクにロード乗れてないのに、ガソリン蓄積ばかりが増えていく……。