ブログネタ
自転車・サイクリング に参加中!

DSC00832

 ロード乗りに何か恨みでもあるのかと思いたくなるほどの気温が続いておりますが、皆さん生きてますでしょうか。先日書いたようにアームカバーやレッグカバーを導入し、補給食でのハンガーノック対策、定期的な水分補給による熱中症対策など、金にまかせて様々なグッズを買い漁った結果、そのあたりはガッツリやっている自負がありますが、そんな対策もアスファルト直上では40度くらいあるんじゃないかと疑いたくなる熱気を浴び続けると、全てチャラにされ、発狂する事もしばしば。

 特にツライのが、定期的に摂取する飲み物の温度。飲み物自体は、BCAAだかBBCだがを配合し、補給飲料としては理想的ですが、炎天下を走行しているとあっという間に外気温と同じ温度になってしまい、激坂をヒーヒー言いながら登り切って、セルフご褒美として口をつけたサイクルボトルから、“生ぬるい”というより、“やや熱い”スポーツドリンクが流れ込んで来た時の絶望感たるや、筆舌に尽くしがたいものがあります。

 都内をウロウロ走っているので、ぶっちゃけ5回まばたきする間に1個くらい自販機はあるので、ぬるくなったらその都度、新しいドリンクを買うという事も可能ですが、経済的ではありませんし、サイクリングロードでは意外に自販機が無かったりもします。そもそも冷え冷えのペットボトルを買っても、「冷たくて美味しいい!」のは最初の5口くらい。ゴクゴク飲んで、中身をサイクルボトルに移して走行を再開し、数分後に再び飲むと、もうぬるいという悪夢の灼熱地獄。これはなんとかしなければなりません。

DSC00521

 最初に試みたのは、前日にドリンクを作り、サイクルボトルに入れ、それごと冷凍庫に放り込んでカチンコチンに凍らせるという原始的手法。凝固したドリンクにより、ボトルがやや変形しましたが、見なかったことにします。

DSC00522

 ちょっとした武器になりそうな硬度。かなり期待できそうです。

 と思いきや、走行開始15分程度でほとんど溶け、30分と経たずにぬるま湯になってワロタwwww

 しかもこの方式の悪い点は、家から出発して数十分という、比較的元気で、ドリンク補給がさほど必要でない時間帯に、冷たい飲み頃タイムが過ぎてしまうという事。ドロドロベロベロ、ヘロヘロになった後半戦に、キンキンに冷えた状態を維持できていないと意味がありません。

 次に検討したのは、保冷機能を備えたサイクルボトル。通常のサイクルボトルは単なるプラスチック(塩ビ)の用器で、灼熱の外気温に対してなすすべありませんが、例えば「ポーラボトル」という製品は、二重構造になっていて、飲料が入っている部分の外側に、熱を遮断する金属ホイルを配置。空気の層とのダブルガードで、内側の冷たさを維持する仕様。また、ELITEというメーカーの「DEBOYO」という製品は素材がステンレス製で、二重構造になっており、隙間を真空にして熱を伝えないというより本格的な仕様。ここまで来ると、サイクルボトルと言うより魔法瓶で、ボトルケージのサイズに合わせた魔法瓶を作った……という感じなのかもしれません。

polarwaterbottles2deboyo_l

 このあたりの“高機能サイクルボトル”を買おうかなぁと思い、お店で物色したり、ネットで評判を集めたりしましたが、ポーラーボトルのような簡易的な断熱構造では、1時間ちょっとくらいは冷たく飲めますが、3時間も4時間も冷たいまま……とはいかない様子。真空断熱タイプなら、そのくらいの長時間も冷たさを保っていられそうですが、そもそもステンレス製でボトルケージに設置すると傷がついたり、一般的なサイクルボトルと比べると重いなどの難点もあります。

 山奥やサイクリングロードの奥地など、冒険の終盤で、勝利の美酒として冷たいスポドリをゴクゴクやりたいという私のニーズからすると、魔法瓶レベルの保冷力が必須。でも重いボトルは持ちたくない。となれば、別にサイクリング用でなくても、すげえ軽くて保冷力の高い魔法瓶を探せばよくね?と、思い立ちました。

 魔法瓶となれば、サーモス(旧日本酸素)買っときゃ間違いないだろうと、安直に検索を開始。求める条件としては、サイクルボトルと同じ500mlが入り、ボトルケージに収まるくらいのサイズであり、とにかく軽い事。あっけなく見つかりました「JNL-500」というモデル。重さは約210g、胴回りはサイクルボトルより大幅に細身で500mlのペットボトル並。高さはサイクルボトルよりありますが、ケージに入らないほどではありません。

DSC00839

 第一印象、軽っ!! 試しに家に転がっていた昭和時代の魔法瓶と持ち比べたら爆笑レベル。いやぁー普段興味が無かった分野の製品でも、世の中鬼のように進化してますな。

DSC00846

 白い輪っかのような部分がホールド機構。上にあげた状態でホールド、写真の状態は、飲み口がオープンできる状態です。

DSC00847

 あとは白いボタンを押せば、パカッと開いて飲み口登場。

DSC00844

 傾ければゴクゴク飲めます。氷が入っていても、こぼれてこないように内側の口が小さくなっているのがポイント。サイクルボトルのようにチューチュー吸えませんが、まあ慣れればこれで問題ありません。

DSC00836

 問題は細身なので、どうやってボトルケージにホールドするかという点。早い話が、サイクルボトル並に"太らせれば”良いハズ。サイズが似ているので、ペットボトル用の保冷カバーを着せてみました。

DSC00838

 これだと"太り具合”がまだ足りないので、梱包材のプチプチ(エアーパッキン)を間に挿入。保冷力の高い魔法瓶を、さらに保冷カバーで覆い、その合間にエアーパッキンの空気層まで投入する事で、さらなる保冷力向上も期待できるのだ!! (と思い込む)

DSC00819

 超適当な周囲のあり合わせですが、サイクルボトル用のケージに入れてみると意外に良い感じ。強く引っ張らないと抜けないキツさがあり、試しに自転車を揺らしたり、弾ませたり、段差を乗り越えたりと強めの振動を与えましたが、ビクともせず。写真右側にあるトピークの、サイズが変えられるボトルケージを使おうと思ってましたが、これなら普通のケージで大丈夫そう。シート下のケージだと、サーモスボトルが長めなので、やや取り出しにくいのです。

DSC00816

 ホールドできて喜んでいても仕方ありません。肝心なのは保冷力。とりあえずスポドリを8割くらい入れたら、氷を幾つか投入。本日の外気温は34度以上と、保冷力テストには絶好の灼熱日和。

 いざしゅっぱつ!!

DSC00817

 約1時間後、目的地までの中間ポイントに到着。左の通常サイクルボトルはボトル全体を凍らせて出発しましたが、1時間後ではすでにぬるま湯状態。もはや最後まで飲む気が起きません。サーモスの方は、途中あえて一度も飲んでいません。

 果たして氷は残っているのか……、ドキドキしながら持ち上げると、カランカランと中から音が!

DSC00818

 残ってる!! というか、ちょい小さくなった気がするけど、出発時とあんま変わってねえwww 

 ゴクリと飲んでみると、冷たいとかではなく、肺が痛いレベルのキンキン具合。入れすぎぐらいの氷をコップに入れて、その隙間にコーラとか入れて飲むとすこぶる美味しいですが、あんな感じ。というか、こんだけ氷残ってんだから当たり前ですがw

 あー美味しい、ゴクゴクいきたいけど、保冷力をテストしているので全部飲むわけにはいかないww がまんがまん……。

DSC09949

 その後も炎天下を爆走。信号で停車したタイミングなどで、ボトルを振ってみると、ガラガラと固形の音がまだしています。

 そしてスタートから2時間ほど経過……。

DSC00825

 おおお!! だいぶ小さくなってるけど、まだ残ってる!! というかガラガラ振りすぎて俺が粉々に割ったような気もするがwww

 当然ながら、これだけ氷が残っているので、飲んだ時の体感温度は1時間時点とほとんど変わらず。キンキンで最高です。

DSC09922

 うぉりゃー!!

 スタートから3時間半くらい……。もう帰路も半ば。

 さすがにもう氷も溶けて、ぬるくなっている頃でしょう。

DSC00827

 ちっちゃいけど、まだ残ってたああああ!!

 まだまだキンキン。いやー、軽くて細いのに、鬼のような保冷力。流石は日本の魔法瓶大手メーカー、おみそれしました……。ちなみに4時間半以上経過し、家に帰って洗おうとしたところ、まだ少し残っていたドリンクが手にかかりましたが「おわっ!」と言うほど、まだ冷たかったです。

 ちなみに、最初に書いた通り飲み物8割+氷くらいで今回テストしましたが、ネットの利用者の声などを見ると、もっと氷をドバドバ投入すると、12時間くらい残ってたりするそうな(灼熱の屋外を自転車で疾走するとまた違ってきそうだけども)。もはや飲み物ではなく、ガリガリ君2本くらい突っ込みたくなってきますww

 保冷能力的には大満足ですが、今回のテストではあえて飲み物を飲みきらず、我慢我慢して使っていたので、実際の利用方法とは少し乖離した結果になったかもしれません。ぶっちゃけ、「美味しい美味しい」と飲んでいたら、あっという間に無くなるわけで、3時間も4時間も保冷できる必要はありません。実際の利用としては、

A.飲み終わったら、氷を残しつつ、自販機で買った新しいドリンクを補充する

B.サーモスボトルの中身は"ご褒美用”として今回のテストのようにチビチビと飲み、それ以外の補給は普通のサイクルボトルでぬるま湯を飲んで我慢


 のどちらかになるのかもしれません。ただ、Aの場合なら、ここまでの保冷力はいらず、簡易的なボトルでも良いのかもしれません。また、自販機のドリンクがキンキンである保障は無いので、残っていた氷をあっという間に溶かす要因にもなりそう。頻繁な自販機補給を行なうなら、ガリガリ君は冗談ですが、飲み物を一切入れず、ボトル内に氷だけ満載して出発。氷サーバーとして使い、ぬるくなった通常ボトルのドリンクを、紙コップに移し、そこに氷を投入して冷やしながらチビチビというのが理想!!  あれ、考えてるうちにロードとは関係無い世界に突入しているような……。