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 アルプスあづみのセンチュリーライドの反省会でも書きましたが、これからの季節、屋外を疾走するロード乗りにとって“日焼け対策”は必須事項。センチュリーライドでは日焼け止めを塗ってしのぎましたが、顔に塗り忘れて救護班のお姉さんに分けてもらったり、汗で流れたり、塗り漏れた太ももの一部が赤銅色になって悶絶したりと、失敗もありました。

 そんな経験から、「夏用の長袖、長ズボンのインナーがあった方が良いかな」と思っていたところ、のんれす氏はパールイズミの「クール フィット ドライ UV ロングスリーブ」を購入したとのこと。
 
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 簡単に言うと日焼けを防ぐUV素材で作られたインナーの長袖で、半袖サイクルジャージの下に着れば、腕や手首をカバーしてくれるというスグレモノ。UVカットはUPF50+と強力で、無論、吸汗速乾仕様で汗もすぐに乾く素材なんだそうな。

 実際の使用感が知りたいので「ブログでレポしてくれ」と言ったのですが、平行世界とのチャネリングに忙しいらしく、サッパリ何も掲載されないので、とっとと買おうかと思いましたが、同じモノを買うというのも芸がありません。

 そこで、同じパールイズミでもインナーではなく、アームカバーとレッグカバーを買ってみました。つまり、半袖ジャージと組み合わせて、腕と足を個別に保護しようという試みです。

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 製品名は「コールドブラック アームカバー」と「コールドブラック レッグカバー」。メッシュ地の製品もありますが、ロード限定で金銭感覚が崩壊しているので迷わず上位モデルをチョイス。UVカットはUPF50+で吸汗速乾仕様ですが、さらに製品名にもある通り“コールドブラック”なる技術が投入されているそうな。

 なんでも、黒モデル、白モデルどちらも、夏の直射日光を吸収せずに反射し、ウェア内の温度も下げてくれるというシロモノ。装着した部分と、しない部分を比較すると、4~5度の温度差が生まれるらしいです。何その未来生地。
 
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 夏にアームカバー&レッグカバーを装着する姿を想像しただけで暑苦しく、おまけに色も黒ですから、普通考えれば日差しを吸収し、内部で蒸れてサウナ化しそうです。ただ、夏冬どちらのサイクルジャージもパールイズミで、その速乾吸汗・保温性能の高さは身を持って実感済み。メーカーを信じて注文してみました。

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 Mサイズを購入してみましたが、私の手足にはジャストフイット。思っていたより長めで、腕は肩から手首まで、足もくるぶしあたりまでしっかりカバーしてくれます。

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 買う前には「走っている間にズリ落ちてくるのでは?」と心配していましたが、装着してみるとキッリチホールドされ、ズリ落ちる気配すら無し。かといって締め付けがキツくて痛い事もなく、違和感無く曲げ伸ばしが可能。「よくできてるなぁ」と関心すると共に、なんかこういうサポーター的なグッズを買うと、「オレ、スポーツしてる」って感じがして気分が良いです。ポカリの粉を水に溶いている時にも同じ気持になります。久しくスポーツしていなかった事から来る郷愁みたいなもんでしょうか。
 
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 アームカバーやレッグカバーの良いところは、下着ではないので、サイクルジャージを脱がなくても簡単に着脱ができる事。自転車でウロウロしながら、お店に入ったり、寄り道も多いタイプなので、簡単に温度調整ができたほうが良いかなという目論見もありましたが、実際着脱は簡単で、当たりのようです。

 しかし、本題は実際に走ってみて暑くないのかという点。

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 結論から先に申し上げますと、

まったく暑くないwww
むしろ装着している方が涼しいwww

 どーなってんだこれ。なんとも不思議ですが、特に風が良く当たるアームカバーは、確実に装着していた方が腕がひんやりと冷たいです。生地が放熱フィンのような役割をしているのか、風を受けると、ヒヤッとする感覚が腕全体に広がって爽快です。

 グルグル回転して暑くなる足も、レッグカバーを装着していた方が汗でべたついたりせず、蒸れず、むしろ風通しが良く感じられます。これ、冬に保温目的で装着したら逆に寒くなりそうな気がする……

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 汗の方も、まったく内部に残らず、ベタつかず、瞬間的に吸収・乾燥していく印象で、走り終わってヘトヘトの状態でカバーを外して腕に触れてもサラサラ。サイクルジャージも同じような能力を持っているので、結果的に足も腕も身体もサラサラのまま走り続けられて非常に快適。むろん、日焼けは一切ありません。ユニクロのTシャツをビショビショにし飽きてサイクルジャージを買った時も「早く買っときゃよかった」と思いましたが、このカバーも同じ乾燥。やっぱり専用品ってのは良く考えられてますな。

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 ただ、こうなると気になってくるのがカメラ入りのメッセンジャーバッグを背負っている背中。走行中、バッグが密着しているので、背中だけは汗がなかなか乾かないのです。

 これを解決するツールとしては、のんれす氏が買っていた「Race EXP Air」というドイターの特殊なバッグ。背中とバッグの間に風が通る空間を設ける事で、背中がいつでも涼しく、汗もかかずに走行できる……というシロモノ。でも、実際にどうなのか、のんれす氏のレビューは内容がゼロだったので、自分で今度真面目に吟味してみます。