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--前回までのあらすじ

 関東平野で100km程度走っただけでイイ気になったロード初心者の男が、長野の120kmライドイベントにエントリーしたんだって。死ぬじゃんww (あらすじ終了)
 
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 アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)のスタート地点は、松本から10km程度の場所にある梓水苑という施設。前日入りした私は、まず受け付けを済ませねばなりません。

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 会場ではトークショーや乗り方講座などのイベントと共に、各社のロードに試乗できるコーナーも。ロード乗りには楽しい楽しいイベントですが、「運動と対極の人生を歩んできたこの俺がマジこのイベントに出走する気なのか」と、腹をくくりきれていないので笑顔もこわばります。

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 ロード購入前、沢山試乗したピナ兄弟達に再会。感慨深いものがあります。

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 MAVICカーを生まれて初めて目撃。なんつーか、自転車イベントに来たんだなぁという感じがしますな。

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 受け付けを済ませると、メットや背中に取り付けるゼッケン、細かなコース情報が描かれたマップ、イベントロゴが描かれたサイクルボトル、各種補給食のお試しセットなどが記念にもらえます。サイクルボトル好きな私にとって、AACRに出場した“証”にもなるオリジナルボトルは非常に嬉しいプレゼント。これをもらって満足したので家に帰ろうかと思うほどです。

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 もらったゼッケンは、メットの前面にシール貼り、背中には安全ピンで装着します。私は自転車に乗る時に、カメラや交換レンズ、自転車向け必需品を入れたメッセンジャーバッグを常に背負っているので、「このバッグにゼッケンをくっつけて走っても良いんですか?」と確認すると、OKとのこと。

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 ホッとしたのも束の間、周囲の身軽な参加者を見回していた連れが「バッグ背負って120kmも走る人、他にいないんじゃない?」「コンデジをジャージのポケットに入れている人はいるけど、そもそもミラーレス(NEX-7+標準レンズ)と交換レンズ(ノクトン先生)なんて重いもの持ってレースに出る人なんていないんじゃね?」と、浅はかな指摘。んなことはわかっています。

 そもそも私が自転車にを気に入っている大きな理由は、旅の途中で気軽に停車し、写真が撮れる撮影との親和性の高さにあります。言い換えれば、写真趣味と自転車趣味は不可分の関係。どんなに短いライドでも、カメラはバッグに入れています。つまり、カメラを背負っている事が私の自転車に乗る時の正しいスタイルであり、今後もそのスタイルを貫くのであれば、何も持たずに120km走破できたとしても、私にとっては走破した事にはならないのです。

 レモリア飲みながら熱く語る、この“漢の美学”に対し、戻ってきたのは「でも重くて不利じゃん」の身も蓋もない一言。んなことはわかっています。そもそも重いと言うなら、ハンドルにアクションカメラ(HDR-AS15)と、iPhone+バッテリジャケットついてるし、バッグの中にはiPhoneをさらに充電するためのエネループモバイルバッテリまで入ってるからやべえ他の人より1.5kg以上重いかもしんねえオレやっぱ帰る(涙)

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 いらぬ意地を張って難易度を自発的に増加させている己のバカっぷりに、気が滅入ってきましたが、「重くて発狂しそうになったら途中でカメラのキタムラにでも駆け込んで売れ」「木崎湖に投げ入れれば(不法投棄)、湖から出てきたああ女神様がNEX-9(あんのかそんな機種)に交換してくれるハズ」などの回避案に救われ、「まあ、とりあえず行けるとこまで行ってみよう」と前向きな気分に。イベントをそれなりに楽しみ、スタートゲートに別れを告げ、会場をあとにしました。

 宿に到着して恐る恐る車のトランクを開けてみると、自転車はとりあえず原型をとどめており、ホイールを装着するとシッカリ走りました。各部に異常が無いかチェックしつつ、松本の街を軽く一回り。

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 私1人であれば、松本駅前のビジネスホテルあたりで適当に泊まるところですが、人数もいるし、せっかくの旅行だしと、今回は松本に程近い浅間温泉の宿をチョイス。女将さんに聞いたところ、AACR以外にも、自転車レースに出る宿泊客が結構いるそうです。

 「この自転車も何百万円とかするんでしょ?」、「いやーゼロが1個少ないっすよ」
とか言っていたところ、「大切な自転車だから、玄関やフロントでなく、部屋に入れても構いませんよ」と驚きの提案。でも、輪行袋を持っていないし、温泉宿の畳の上に自転車置くってのもナシだよなぁと思っていると、「部屋の玄関に置ける」とのこと。

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 ホントに置けたww

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 つか、どんだけ広い部屋予約してんだ>オレ

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 おお、大浴場の温泉や、展望露天風呂もあるのに、部屋に檜の内風呂まで……。

 ついでに温泉街で遊びたいところですが、明日に備えて、金曜日までの疲労を取り除かねばなりません。温泉にゆっくりと浸かり、英気を養うべく美味しい懐石料理も頂きました。

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 この宿、ユニークなのは、コース料理にも関わらず、バイキングのように様々な煮物漬物、天ぷらなどがツマミ用に用意されており、自由に好きなだけ取って良いというところ。

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 これと日本酒か白米でもあれば、それでも十分という感じです。

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 シメはやはり信州蕎麦。細身ですがコシがあり、美味でございました。

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 日本のどこでも、ひなびた温泉地の夜には独特の雰囲気が漂います。人っ子一人いやしねえ。

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 温泉に再び浸かり、まったりしていましたが、明日のスタートは120km組が朝の7時30分。あまり夜更かしはできません。布団の上でコースをチェックしつつ、iPhoneのサイコンアプリ「Runtastic Road Bike PRO」に、AACRの公式サイトからコース情報をダウンロード(これが後で意外なほど役に立つ)。

 そんではおやすみなさい……zzzz 


 ~ 翌朝 ~

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 翌朝、宿を出たのは6時過ぎ(ここからは単独行動)。

 会場まで10kmちょい、車で行けば一瞬ですが、再びバラすのも面倒ですし、本番前のストレッチも兼ねて自走で行く事にしました。所要時間は30分ちょい。ここで10km走ると、合計130km走る事になりますが、流石に当日になると腹をくくったので「もはやどうでもいい。いっそ160kmコースまで走ってやろうか」という妙なテンション。

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 そんな早朝に宿を出るので、私1人の朝食はいらないと言っておいたのですが、宿が代わりにオニギリ弁当を用意してくれました。早朝で清々しい長野の街を見ながら、心遣いに感謝しつつ、途中でモグモグ。会場に辿り着きました。

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 大人数が一斉にスタートすると危険なので、4人1組になって順番にスタート。

 (おそらく)上級者が集う160km組でないからかもしれませんが、周りの人を見回して感じるのは「年齢層が幅広いなぁ」という事。下は10台前半、上は70台くらい? 都内ではたまに見かけるくらいの女性ローディーも多くて驚きます。キョロキョロしている間に、自分の組の番となり、いよいよ走りだします。

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 なんつー景色だ

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 スタート直後の印象はその一言。いつも狭苦しいビルの隙間をウロチョロしているので、この開放感に尿漏れします。あーやっぱ、自転車ってのは、こーゆーとこを走るもんだよ。

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 木崎湖に車で向かう時は国道147号線などを使いますが、AACRのコースはもっと穂高岳寄り、地元の人が通るような、車通の少ない道がチョイスされています。というか、ほぼ車ゼロ。田んぼの真ん中の誰もいない直線道路をズバーッと進む印象。路面も思いのほか綺麗で、快適に進めます。

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 スタート後しばしは平坦というのもありますが、良いペースで進行。

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 あっという間に第一エイドに到着。

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 お菓子とりんごジュースをいただきました。さすが本場、りんご美味しいです。

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 環境も素晴らしいですが、天気も最高、そして笑うほど信号がありません。そのため、一定の速度やケイデンスの維持がとにかく楽。まだ坂らしい坂も登場せず、快調に進みます。なお、日焼けが心配なので、足と腕にはしっかりと日焼け止めを塗っています。

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 鼻歌交じりにアルプスあづみの公園の中にある穂高エイドに到着。40kmコースの人は、ここで折り返します。つまり、スタートからは約20kmの地点。

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 こちらではバナナと饅頭をもらいました。グルメなイベントですなぁ。にしても、たいして疲れてもいないのに、食べてばっかりのような……。あまりに楽に進めるので、休憩しながら「いやー20km地点だけど東京より走るの楽だよ」とのんきに電話。

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 松本に住んでる人は、こんな景色の中を気軽に走れると思うと羨ましい限り。

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 次は40km地点、大町エイドを目指します。

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 ・・・あれ? 少しだけ登りになった?

 ハハッ……まさか。気のせいに決まってる。東京より走るの楽だって、さっき自分で言ったじゃないか。 

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 お、看板発見。あそこを左に曲がると、大町エイドがあるようです。

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 !?

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 ちょwwww まぎれもない坂wwwwwダメだよ、坂は俺が出走する前に重機で更地にしておいていただかないと

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 いやこれ坂じゃねえww

 登ww山www
 あーもうダメだこれww



 ―― 続きます