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 ロードバイク(に限らず自転車全般)は、基本的に車道の左端を走行するものですが、常に左端を走れるわけではありません。例えば駐車している車両があった場合は、それを避けて進むために、一旦車道の中央へと“膨らむ”必要があります。

 この時、背後から車が来ていると危険なので、当然背後を確認。同時に、前方の確認も欠かせません。駐車車両の中にいる人が、後方確認をせずにドアを開けようとしていないか? 駐車車両の先から、子供などが飛び出してきたり、車道を逆走してくる自転車がいないか? などなど。「よし、後ろから車来ないな」と進んだ瞬間、車のドアにぶち当たったり、逆走自転車と正面衝突なんてことになったら洒落になりません。
 
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 振り向く時間の軽減や、補佐的な確認手段が欲しいなぁと感じていたので、後方確認用のミラーを追加してみました。タナックスの「EASYMIRROR VG-3100」というやつです。

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 中身はミラーと、取り付け用のリング型ホルダなど。とりあえず、ホルダを使ってハンドルの末端に取り付けてみました。

 しかし、運転中に下ハンドルを握った時に、手に当たってイマイチ邪魔。また、ミラーを見る時に、視線を腕が遮るような形になり、視認性もイマイチ。

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 そこで、もう一つの取り付け方である、ハンドル末端の「バーエンドプラグ」を外し、その中に挿入する方法へチェンジ。今までこのプラグ抜いたことなかったんですが、案外簡単に外れて驚きました。

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 引っこ抜いたら、ミラーに付属するこのようなプラグを挿入。根元の太さが可変になっていて、太くする事で、穴から抜けないように固定できるわけです。

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 この装着方法では、下ハンを握った時も手に鑑賞せず、視認性も抜群。運転中に、視線を下に落とせば、すぐに後方確認ができるようになりました。

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 なお、ミラーの角度は自由に変えられ、コインなどでネジを締めると強固に固定できる構造。ただ、しばらく使ってみたところ、ネジを力いっぱい締めるのではなく、ある程度で止めておき、ミラーの角度を指で簡単に変更できる方が使い勝手がイイという結論に達しました。

 というのも、道路は必ずまっ平らではなく、例えば自分が登り坂に差し掛かっているのに、後続の車はまだ平地を走っているという事が多々あります。このような時では、平地向けセッティングでは車がよく見えず、指でサッと角度を微調整する必要があるわけです。

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 このように微妙に後方が見えなくても……

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 クイッとミラーの角度を調節すれば、簡単に後方が見通せます。

 また、基本的にロードにはスタンドがついていないので、停車時は何かに立てかけますが、ミラーが右側へ出っ張っている状態だと、立てかけにくい事があります。そんな時も、自由にミラーの角度を変えられるようにしておくと、対応が簡単です。再発進の時に、ミラーを元の位置に戻して、さあスタートという感じ。

 私のようなロード初心者は、「必要か不必要かわからないけど、カッコイイから付けたい」というだけの理由でいろいろなアクセサリを買い集めがちですが、ミラーは実際の走行中に助かるシーンが多く、「あってよかった」と思える装備の筆頭になりました。まあ、あまりミラーばかり過信するのも危険なので、あくまで確認補助という形でお願いします。