バージョン2.0のファームが公開され、やたらと機能が追加されたPS Vita。torne連携はどうしたんだという気もしますが、無線LAN自動切断による省電力強化や、ゲームプレイ中のブラウザ利用の可能、メールアプリ追加、OSとPSNレベルでのTwitterサポートなど、SNSやスマホ的な機能が強化され、利用シーンの拡大に繋がるアップデートと言えます。
中でも個人的に注目なのは、ゲームのスクショ撮影機能の強化と、PCとのコンテンツ転送が無線LANで可能になった事。以前のスクショは撮影するとゲームが操作不能になり、ブログに載っけようとスクショ撮影したら操作不能時間にモンスターに襲われて死ぬとかいう間抜けな現象が起こっていました。それがバックグラウンドで処理されるようになり、画像保存時間も短縮。気軽にスクショが撮れるようになりました。
さらに、PCとのコンテンツ転送が無線で可能に。従来はUSBケーブルで接続する必要があり、面倒で転送しないファイルも多々あり……。ともあれ、これでゲームのスクショ撮影→PC転送→ブログ掲載というスキームが簡略化され、やりやすくなるのは大歓迎。
ちなみに、無線LAN連携をするためには、PC側のコンテンツ管理アシスタントを最新版にアップデートする必要があります。
そんでもって、コンテンツ管理アシスタントで、無線LAN連携の設定をONに
続いて、Vita側のコンテンツ管理アプリから、連携方法の項目で無線LANを選択。
PCに最新版のコンテンツ管理アシスタントが入っていて、同じLAN内にVitaがあれば、VitaからPCが見えるようになります。
Vitaと接続すると、PC側に暗証番号が表示されます。
その番号を、Vita側に入力すると、連携機器として登録が可能。次回からは、何も入力せずに、気軽にコンテンツの無線転送ができるようになります。
ちなみに爆速化したスクショ機能、JPEGの圧縮率でも上げて画質とのトレードオフで高速化を実現したのかなと思っていましたが、従来ファームと新ファームで撮り比べたところ、ファイルサイズに大きな違いは無く……。見比べてみても、新ファームの方がちょーっとコントラストが低くて輪郭付近のモスキートノイズが増えたような、気のせいのような……と、等倍ではほとんどわからないレベル。もともとVitaの解像度ですんで、あんまり神経質になるほどの違いはないという事で。