月海たん!クララ、裏面照射の
 Exmor Rで深海撮影に行って来るでつ!

 (西早稲田の方言ですっかり秋めいてきましたねの略)
 (半年後ダイオウイカの胃袋から7割ほど溶けた状態で発見)

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 アクションカメラという世界があります。GoProというカメラが切り開いた市場で、お笑い芸人がバンジージャンプしたり、ジェットコースターで絶叫する時に、ヘルメットの上にチョコンと乗っかってるカメラを見たことあると思いますが、アレの事です。

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 明確な定義は知りませんが、ようするに「スポーツなど、激しい振動や厳しい環境でも撮影できる事」「選手の体に取り付けても、邪魔にならないくらい小さい事」、そしてここが重要なのですが、「落っこちたり、ぶつけたりして壊れても、”また買えばいいか”と思えるような値段である事」、この3つが重要なようです。

 デジカメのハイエンドモデルは、もともと過酷な環境でも撮影できるような能力を備えています。また、水中撮影用の専用ハウジング(10万円以上する)を追加購入すれば、海の中でもキレイな撮影ができます。ただ、こうした機材はカメラマンが過酷な場所で撮影するためのもの。いわば、“撮影ありき”の機材です。

 アクションカメラの場合、カメラの知識や技能は不要で、スポーツやダイビングをする人が、自分が見ている楽しい世界(視界)をカメラに収め、後から振り返ったり、YouTubeなどにアップして他人と共有するためのもの。おかげで、スカイダイビングやったことなくても、「こんな凄い景色が見えるのか」と知る事ができ、人気を集めています。



 幾つか追従メーカーもあらわれ、一部で盛り上がってきたアクションカメラ。しかし、市場が大きくなると、ビデオカメラを作っている巨大メーカーも黙っていません。ビデオカメラやスチルカメラは、業務用から家庭用まで、いまだ日本企業が強いジャンル。しかも多機能化しつつ、小型化するのが大好きな国民性。結果として、海外メーカーが盛り上げてきた分野に、逆黒船よろしく、JVC(つまりビクター)、そしてソニーまでが進出中。

 持っている要素技術や特許などを考えると、正直「大人げないわ」という気もしますが、消費者としては安価で小型・高機能な製品が増えるのはウェルカムです。

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 というわけで、イロイロ種類はありますが、今回はソニーの「HDR-AS15」をチョイス。各社いろいろ得手不得手がありますが、選んだ理由はやはり、Exmor Rの低照度下における撮影能力を見込んで。夜間チャリンコでウロウロする事もあるので、少しでも夜の綺麗さが写せるカメラが良いかなと。

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 詳しいスペックは割愛しますが、基本性能としては1080/30pのフルHD動画が撮影でき、タイムラプス撮影も可能(一定間隔の静止画インターバルタイマー撮影機能)。後から静止画をつないで動画にすれば、時間を早送りしたような面白い動画も得られます。

 特徴としては、最初から水深60mまで潜れるハウジングが付属し、このハウジングに三脚穴も装備。防水だけでなく、防塵や耐衝撃も兼ねようというハウジングになっています。

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 設定項目は画角と電子式手ぶれ補正(かなり強力)の切り替え程度で、後は背面の録画ボタンを押すだけ。スポーツ中に細かなセッティングをしている暇は無いので、押せばとりあえず撮影されるというのが良いところ。ハウジングに入れた状態でも録画ボタンは押せます。さらに、不用意に録画が停止されないよう、ロック機構も用意されています。

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 このカメラ、今時のカメラなのに液晶ディスプレイもついていません。どうやって撮影アングルや画角を確認するのかと言うと、無線LANアクセスポイント機能を内蔵しており、そこにスマホで接続。スマホのアプリから、カメラが撮影している映像をチェックできるようになっています。スマホをサイクルナビ+サイコン代わりにしている私には、まさにうってつけです。

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 固定用オプションは、とりあえず自転車のハンドルバーにマウントするタイプ(上写真で使用)と、頭に取り付けるバンドタイプ(下写真)をチョイスしてみました。

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 ハンドルに取り付けるのが、一番簡単ですが、問題点としてハンドルを左右に降ると、カメラも左右に振られるので、映像がゆらゆらして気持ちの悪いものになりがちな事。ただ、これは手ぶれ補正機能である程度緩和されるハズ。

 頭部へ取り付ければ、ハンドルの向きに縛られないフリーアングルが実現できます。しかし、人間の頭に取り付けるわけで、常に小刻みに動いており、こちらも映像としては不安定になりがちです。

 ということで、自転車のカメラ固定場所は、偉大な先人達によると「フレーム固定が理想」なんだそうな。そこらへんも今後テストしつつ、最適なポジションを見つけていきたいなと。

 そんなわけで、テスト撮影を兼ねて、以前挑戦した多摩湖サイクリングロードに降臨。すると、クラメンののんれす氏が、「俺も行く」とのこと。なんでも、彼はリトルリーグの子供たちにホワイトリカー片手に近寄り「おじさんはなぁ~プロ野球選手なんだぞ、職場は西武ドームなんだ。凄いだろ!!」と話しかけ、石を投げられる仕事(=超硬球ブルペンキャッチャー)をされているそうで、多摩湖のほとりにある西武ドームに、ジテツウ(自転車通勤)できるか確かめる意味もあるとのこと。

 とりあえず、前回同様、武蔵境駅そばの多摩湖サイクリングロード始点から、西武ドームまでのおおよそ16km程度を走行する事に。往復すると30kmちょい。ママチャリでは厳しそうですが、ジテツウできない距離でもないでしょう。

 集合場所で、ふと「そういやのんれす氏、ロングライドに耐える自転車なんて持ってたっけ?」と疑問を感じていたところにギシギシ、キーキーという断末魔的異音を奏でる鉄の塊が。

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 「お前コレ、ママチャリじゃんか」

 「違うよ、カマキリTrendyだよ」

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 確かに、タリバンの攻撃で半分崩れ落ちているが、確かにキリル文字でそのような名前が判読できる。つうか、何だそれ(後に文献を調べたところ、約10年前に流行ったブリジストンのママチャリシリーズだとか)。

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 チェーンもフレームもサビサビですが、チェーンに申し訳程度のオイルは残っているよう。なんでも、先月チェーンが外れて自転車屋に持って行ったら、修理するついでに注油してくれたんだとか。

 そして、そのチャリンコ屋の爺さんが、自転車に触れた開口一番の感想が「重いなぁー」だったとのこと。オーディオでも、重い事は良い事だと言いますしね。

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 どれどれ、試しに持ち上げてみると、お、重い

 両手で持ち上げようにも、左手(フロント部分)が重くて、冗談抜きに持ち上がらない。両手を使ってフロントを持ち上げると、なんとか僅かに上がる重さ。中に鉛でも詰まってんじゃないかという凄まじい重さ。なんかベルも下向いてるし。

 こ、これ多摩湖着く前に分解しねえだろうな……。

 _______________ 続く