nex39

 使う機会や機材が多いためか、おのずとストラップが増えていきます。もう3、4本ありますが、機材から取り外すのが面倒なので、使っていないストラップを並べてパシャリ。

 分厚い/薄い、幅が広い/狭いと、いろいろな種類がありますが、基本的には繋ぐカメラが重くなると、幅広のストラップを使います(広い面積で支えて負荷を分散するため)。

nex40

 端くれとして、いっちょまえにプロスト(プロストラップ)も持ってます(上の1本はなんちゃってプロストだっけかな)。写真でメシを食っている人に配られたり、贈られたりするモノで、個展とか写真集出さないと貰えないと思ってる人もいますが、そんなこともないです。プロカメラマンと言ってもイロイロで、パリの街頭でスナップする人もいれば、アフリカでライオン連写している人も、不倫芸能人にフラッシュ浴びせている人も、巨額赤字で頭を下げる社長にフラッシュ浴びせる新聞社の写真部もプロカメラマン。その手の会見などに行くと、ヨレヨレで黒ずんだプロストを肩がけした人が沢山いたりします。

nex41

 何かの決まりがあるわけではないと思いますが、プロストは幅広かつ、薄手のものが多い気がします。各社のデジタル一眼レフハイエンドモデルに標準で付属しているストラップも同様の傾向で、恐らく前述の“負荷軽減”と共に、長時間使う人が多いので、通気性の良さとか、暑苦しくないとかいう理由があるのかもしれません。

 このプロスト、妙に欲しがる人が多いようで、オークションサイトなどを見ると、ヨレヨレのモノでも数万円とか値がついててビビリますが、別に凄い素材が使われていたり、特別な機能があるわけではありません。普通に市販されている、ちょっと高級なストラップの方が質が良い事もあり、マニアのコレクターズアイテムになっているようです。

nex42

 別にストラップの種類を解説したいわけではなく、今回は意外に知られていない“取り付け方”の話。

 まず、キヤノン「1DX」というハイエンドカメラの説明書から1コマ。

nex43

 言われた通りにやってみると、下のようになります。ストラップの先っぽが、綺麗に寝ている状態であれば、別にこの取り付け方で問題ありません。

nex32

 しかし、しばらく使っていると重力に負けて、下の写真のように、余ったストラップの先が、ペニョンとささくれ立ちします。経験がある人はわかると思いますが、この先っぽが腕などに当たり、「おじいちゃんおヒゲチクチクするー死んでー遺体放置で年金はもらっとくから」状態になる事が多々あります。

nex33

 お次はニコン。「D4」というハイエンドカメラの説明書で、ストラップの取り付け方を見てみると……キヤノンとちょっと違います。

nex44

 まず輪っかを作った後で……

nex36

 輪っかの中に輪っかを作るように、ストラップの先を内部に格納。

nex37

nex38

 あとはグッと伸ばせば、ストラップの先端が暴れず、中に収まるようなカタチで取り付けられます。

nex34

 横から見ると三本線に。この時、左の輪っかパーツに、内部のストラップも通す事ができると、より良いと思います。この写真のストラップは、紐が分厚く、輪っかパーツが狭いため、3本通すことはできていません。

nex35

 この取り付け方、巷では“ニコン巻き”とか、“プロ巻き”とか言うらしいですが、由来等は知りません。ただ、説明書にも書いてあるので当然かもしれませんが、ニコンユーザーでこの付け方をしている人が多いようです。そういえば、遥か昔、私に「わかってねぇなぁ、こうやって付けんだよ」と教えてくれたプロカメラマンもニコラーでした。

nex01

 カメラが小さくなると、細身のストラップが似合います。ライカやツァイス・イコンなどのレンジファインダーや、最近ではミラーレスカメラの人気で、細身でシックなモノが多数登場。イタリアの革製などと言い始めると、お金がいくらあっても足りませんが、とっかえひっかえして楽しむのも楽しいものです。

nex31

 「肩掛けストラップなんてウゼエ」、「小さなカメラではカッチョ悪い」という場合は、片方にハンドストラップをつけるというのもアリです。NEX-7くらい小さいカメラだと、三脚穴に付けるタイプもマッチします。

nex30

 ハンドストラップは携帯電話などと同様、誤って手から落とさないためのもの。つまり「手で持ち歩く事」が前提の補助器具です。それゆえ、カメラにおいては、「今日の散歩/撮影旅行では、肩にも首にもカメラを掛けず、常に手に持って撮りまくるぞ」という、“アグレッシブな撮影”を自らに宣言するツールともなります。

 かつてスナップショットの神様は、「いつもカメラを手に持ってる事が一番大事」という身も蓋もない極意を遺されたそうですが、まあそりゃそうですなわ。持ってなきゃ撮れないし。逆に言えば、ヤル気と体力(握力)があれば、たいていの事はなんとかなるという事なのかもしれません。

nex28

nex29