Vita用のBluetoothスピーカーとして、以前パイプ状の製品を紹介しましたが、その後もいろいろ物色中。パイプスピーカーは音は良いのですが、コロコロ転がりやすいので、ベッドや机などから転がり落ちる事も多く、今回は“座りが良さそう”なロジクールのBluetoothスピーカー「ミニブームボックス」を使ってみます。

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 サイズは横幅115.5mmとコンパクト。USB経由の充電式で、連続再生は10時間。対応プロファイルは以下の通り。シングル筐体のスピーカーですが、内部には35mm径のフルレンジユニットが2基入っているそうで、いちおうはステレオスピーカーです。

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 特徴的なのは、上部にコントロール系がまとまっていて、ボタンがライトアップされるところ。普段は真っ黒の天板ですが、一度触れるとボタンが浮かびあがり、ボリューム調整や、音楽プレーヤーと連携時の再生操作、ハンズフリー通話のON/OFFなんかもここからできます。

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 背面にはステレオミニのアナログ音声入力も装備。Bluetooth非対応の機器ともアナログ接続できるので、一応汎用性の高さも確保されています。

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 コンパクトで操作性が良く、バッテリ内蔵で、どこにでも気軽に置ける良いスピーカーですが、気になるのは音質。内部容積が少ないのか、低域方向に若干伸びが足りない、寸詰まりな音がします。高域のクリアさはそこそこありますが、低域は量感もあまり出ず、迫力が欲しいとボリュームを目一杯挙げると、「バスン」、「ボズン」と歪みがちになります。

 とはいえ、Vita内蔵スピーカーとは次元の違うサウンドは出てくれるので、ほどほどのボリュームに留めるのであれば、小さくて使い勝手の良いスピーカーと言えるかもしれません。値段もほどほど。デザインが気に入ったら、選ぶのも良いかなぁという感じ。

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