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 東京駅から新幹線に乗る際、必須とも言える駅弁がある。
その名は米沢名物「牛肉どまん中」

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 かつて秦の始皇帝が水銀の海の上で食したと言われる、天上人だけが口にする事ができた至高の駅弁。肉on白メシカッコミニスト達のニルバーナ。シャンバラの配給米。ヴァルハラのレーション。それが男の、いやの構成要素。「牛肉どまん中」

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 ふははははは!!!
視界を埋め尽くす肉の絨毯爆撃!! 見事な茶褐色!! いや見事なブロンズよ!!

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 この駅弁の封を切ると、必ず一筋の光が差し込む。

米沢名物牛丼弁当 牛肉どまん中

 山形新幹線開業に合わせて作られた「牛肉どまん中」。ちなみに、「どまんなか」とは、山形県産のお米の事。その上に、特性のタレ味付けした牛肉が乗っている。この甘すぎず、辛すぎず、絶妙なフレーバーのタレ。手がける新杵屋(通称世界政府)が、かつて和菓子屋だったからこそ実現できる神世のバランス。

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 牛丼のように必要以上にタレをかけないため、「どまん中」のコメとしての味の良さも損なわない。コメと肉、どちらかが侵食しあうのではなく、相互に引き立てあう味の共産革命。箸は意思を離れ、自動的に口へと運ばれ、もはや止める術はない。

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 白飯+牛肉煮だけでは飽きてしまう? 否、断じて否。まなこを開き、よく見るが良い!! この駅弁は、手前が牛肉、奥は牛そぼろになっているのだ。食べ始めはカタチがしっかりした牛肉で、その旨味をガツンとかみしめ、食べ進めるうちに牛そぼろに到達。そぼろと白米の渾然一体となった調和と食感の変化を楽しみつつ、また手前に戻り、食べ進める。その繰り返しは永遠に続く。1箱目も、2箱目も584箱目も87那由多箱目も、猪木よ刮目せよ、永久機関は既に実在した

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 87箱目でふと窓に目をやると、京都に到着。付け合せは車窓で十分だ。

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