平日は午前様、土日まで仕事というナンバーテンな毎日。
19日の土曜日もまるまる仕事、20日も早朝から家で仕事をしながら、青空をうらめしく見上げていましたが、午前中でなんとかカタがつき、午後からならは走れるようになりました。
Twitterを見ると、ローディーの皆は宮ヶ瀬湖の方に忘年会ならぬ“忘走会”に行っているよう。ただ、3時や4時に夕暮れになってしまうこの季節、昼にスタートしたのでは、そんなに遠くへは行けません。
「近場でいつもの多摩湖でも行くかなぁー、狭山湖周辺のルート開拓もしたいし」と思っていたところ、まだ腰の違和感がどうのと言ってるゆっけさんと、忘走会に参加するつもりだったけど前日までの激務で起きれる気配すらなかったというとーるさんが暇だというので、3人でダラダラと多摩湖に集合しました。
激務から開放された直後なのは私も同じ。当然まったくやる気が出ず、力の限りクランクを回しても時速30kmも出ません。にも関わらず、調子こいて多摩湖手前の東村山のラルプ・デュエズでとーるさんと無駄なバトルを繰り広げた結果、昼間から死んだ魚のような目に。
今回のライドのメイン目的は昼食。ダラダラと湖を走ってもつまらないので、美味しいランチでも皆で食べようじゃないか、多摩湖にそんな店あったっけ? 西武ドームとラブホしかないじゃん、いや実は隠れ家的なピザ屋さんがあって前から行ってみたかったんだ……というような話の流れで、ピザを食べに行く事になりました。
多摩湖の堤防を走り、西武園ゆうえんち側へ。西武ドームに向けて多摩湖自転車道を走ります。走ったことのある人は「あんな場所にお店なんてあったっけ?」と首をかしげるでしょう。実際、自転車道を走っている最中には、お店どころか民家すらほとんど見えません。
多摩湖の堤防を走り、西武園ゆうえんち側へ。西武ドームに向けて多摩湖自転車道を走ります。走ったことのある人は「あんな場所にお店なんてあったっけ?」と首をかしげるでしょう。実際、自転車道を走っている最中には、お店どころか民家すらほとんど見えません。
距離としては堤防から西武ドームのちょうど真ん中くらいでしょうか? 車道を挟んだ右手側に、ゴルフコースの切れ目があり、そこがお店へアクセスする道になっています。
ただ、ゴルフコースの切れ目を見つけても、自転車道と車道を分ける柵が続いているので簡単に自転車道から出られません。焦らずに少しだけ進むと、一箇所、柵が空いている場所が。ここから出られるようになっています。車道には車が来ますので、左右は良く確認してください。
狭い道をゴルフコースを眺めながら進むと、住宅が何軒か出現。その中に、古民家のような佇まいのお店・木空人(モッカラニン)があります。
ローディーは走っていないと足元が寒い生き物ですが、ストーブを近づけていただき、毛布まで。ありがたや、ありがたや~
オーダーしたのは、サラダとピザ、飲み物、ケーキがセットになったコース。ピザは数種類から選べたので、3人で違うものを注文し、分けて食べようという事に。季節のピザ、餅のピザ、ベーコンのピザをオーダーしました。
まずは季節のピザ、日によって(?)内容が違うようですが、今回はなんと味噌とネギと大豆とおかかの和風トッピング。
味噌のピザって……
と、恐る恐る食べてみると、ん! イケる!!
一口目に鼻孔をくすぐるのは、魚の匂い。これはおかかが入っているからでしょう。しかし味噌の香りで包み込まれるので嫌な魚臭さではなく、どこかアンチョビを食べているかのよう。
味付けも控えめで、モチモチした少し厚めのピザ生地の美味しさが良く伝わるように考えられたバランスです。
味付けも控えめで、モチモチした少し厚めのピザ生地の美味しさが良く伝わるように考えられたバランスです。
タバスコじゃなくて一味唐辛子が合うわー
お次は餅のピザ。
餅のピザって……
と疑心暗鬼でパクリ。おおっ、これもイケる!!
餅に味はついておらず、チーズとピザ生地のモッチリ感を強力にパワーアップさせるために餅が威力を発揮している印象。上に乗った海苔の風味が効いています。
ここまでの2品はいずれも和風なピザで、ピザを食べているというよりも、無農薬にこだわったこだわりのパン屋さんで、創作惣菜パンを食べているようなイメージ。脂分も控えめで、ピザなのにとてもヘルシーです。
最後はベーコンのピザ。これはトッピング的に“ザ・ピザ”という感じだろうなぁと予想していましたが、トマトソースが素材そのままの味付けで、これもイタリアというよりもちょっと和を感じさせるテイスト。どれもユニークかつ美味で、3人でワイワイと楽しみながらたいらげました。
まったく走ってないのにピザに続いてケーキを食うこの背徳感
カロリーを気にするローディーにとって優しいお店。分量も適度なので、女性にもピッタリだと思います。ただ、注文してから焼きあがるまでにすこーし時間がかかるので、ライドの前や、途中に組み込むと時間が読めなくなってしまうかも。「ロード初心者の人を多摩湖に連れて来て、走り切れたご褒美に食べるって感じがいいかもね」という結論になりました。
お腹も膨れ、時計を見ると既に2時過ぎ。ほぼ何もしないまま、夕暮れを迎えてしまいそうです。
なぜか3人とも、Raphaのウェアのバックポケットに3DSを入れていましたが、さすがにオシャレな古民家でモンハンをやる勇気は無く……
真のハンターらしく、大自然の中でモンハンをやりましょう
という話に。
辿り着いたのは、多摩湖の脇にある八国山緑地。
“八国山”と聞いてピンときた人はジブリマニアでしょう。あの「となりのトトロ」で、サツキとメイのお母さんが入院していた病院があったのが“七国山”。八国山は、そのモデルとなった場所です。
ここからはグラベルなので注意してください
グラベルつーかコレ単なる公園の階段ww
ロード担ぐ!! Raphaっぽい!!
よし、森の中で男三人で3DS写真撮影終了!!!
なんか意味あんのこれ
意識高い系写真は撮れたけど、ウェアに何だかわからない種がびっしりくっついたんだけど
続いて、以前私がミニベロ時代に迷い込んだ多摩湖の外れの“謎のトンネル”に二人を案内する事に。このトンネルは、自動車が走れない狭さで、人間と自転車しか通行不可能。薄暗く、常時湿っており、異様な雰囲気が漂っています。
(2012年10月撮影)
(2012年10月撮影)
(2012年10月撮影)
(2012年10月撮影)
俺が一人で初訪問した際、どこまで続いてるんだろうと興味本位で突き進んだら、多摩湖の中心部のクライモリに続いていて、最後にはトンネルどころか道さえ無くなって、半泣きで退散した、いわくつきの異界へのゲートなんだ。
へるさん
このゲートをくぐる時、それは男としての勇気が試されることに
へるさん工事でゲート閉まってる
ちょwwwwwwwwwww
まさかの工事閉鎖。異界撮影ごっこどころじゃありません。しかし、工事カ所の案内地図を良くみてみると、幾つか存在する謎トンネルの全てで工事をしているのではなく、工事中のトンネルは2つだけのよう。
方向感覚だけを便りに、住宅街をウロウロし、「トンネルは直線だったから、このへんに出るはず……」と探してみると、工事をしていない謎トンネルを発見!!
なんとか、知られざる多摩湖のワンダーゾーンを2人に体験してもらうことができました。
なんとか、知られざる多摩湖のワンダーゾーンを2人に体験してもらうことができました。