
7月末はロードバイク系のコミックやガイドが豊作です。私の家にも連日ドカドカと届いております。
まずはアザミユウコさんの「いきなりロングライド!!~自転車女子、佐渡を走る~」。これまで「自転車乗り向け漫画紹介」カテゴリで何度も取り上げてきた同人誌、ロングライダースに掲載されていたアザミさんの漫画をまとめつつ、新作も追加して、1冊のエッセイコミックにしたものです。それゆえ、同人誌を全部読んでいるよという人にもオススメです。

210kmという長距離が特徴のイベント「佐渡ロングライド」に挑戦するというのがメインですが、ロードバイクの購入から、佐渡に向けた練習としての湾イチ(東京湾一周)に挑むなど、イベントまでの出来事が順を追ってレポートされています。ローディーの進化の過程を読む事ができるので、初心者にも読みやすく、共感しやすいのが特徴です。
要所要所に、持参している装備なども細かく書き込まれており、情報量も豊富。アザミさんは女性なので、女子ローディーにはより参考になるかもしれません。

個人的に嬉しいのは、ライド以外の移動手段や、途中で食べたもののレポートがしっかり入っている事。ひたすら走るだけに喜びを見出す領域に到達するのは時間がかかりますし、誰しもがその領域に辿り着けるとは限りません。
ともすれば細かな枝葉に感じる、ライド以外の楽しみという要素も、気持ちの持続力が鍵となるロングライドを成功させるためには、決してないがしろにしてはいけないという教訓も垣間見えます。苦難も前向きに楽しむための心の余裕を持つ事が、ロングライドでは何より大事なのかもしれません。


佐渡でのチャレンジの後は、なんとブルベにも挑戦!!
ブルベの登竜門として有名な定峰200のレポートも楽しく、試走など参考になります。俺もいつかは出てみなければ……。

そしてこちらもお馴染み、「ろんぐらいだぁす!」ツーリングガイド。もう3冊目になりました。
もう説明は不要かもしれませんが、ロードバイクのロングライドをテーマとした漫画「ろんぐらいだぁす!」のファンブック。作品で登場人物達がロードで走ったコースを詳しく紹介しつつ、道中の名所、美味しい食事処などもレポート。「漫画を読んだら、同じコースを走ってみよう!」という趣旨の本です。

今回は「手賀沼」、「金谷~白浜」、「道志みち」、「奥多摩周遊道路」、「しまなみ海道」など。
手賀沼は走ったことがありませんが、意外にもグルメポイントが多いようで驚きました。金谷~白浜は、なんといってもフェリーでロードごと海を渡れるコース。こちらもいつか挑んでみたいです。

道志みちは、簡単に言うと東京近郊から富士山まで行く事ができる道路。
実はつい先日挑みまして……

へるはうんど@ホイール難民@HELL_HOUND_No9
頭が割れるように痛いと思ったら
2015/07/19 13:11:26
カッパが現れ、竜宮城に連れて行って
くれるとのこと
今までご愛読ありがとうございました
次回更新は2230年4月になります http://t.co/o0KPVdx3Xv
ま、レポートはいずれwww
実際に走った道路を、誰かのレポートで振り返るというのも「そうだったなぁ」、「へー、あそこにそんなものがあったんだ」と、楽しめるものです。

実際に走ったといえば、風張峠(奥多摩周遊道路)もその1つ。このブログではお馴染みですが、都民の森もちゃんと登場。ちとせ屋さんも紹介されています。

そして、全ローディー憧れの「しまなみ海道」!!
いやぁー、いろんな人のレポートを読み過ぎなくらい読んでいますが、本当にここは絶賛の嵐。必ず愛車と共に行ってみたい場所です。お金もそうだけど、時間がなぁ……仕事やめてえなぁ。

さらに、アザミさんのコミックに続き、こちらにもブルベ・定峰200の実装レポート。漫画の作者・三宅大志先生が、実際にブルベに挑んだ顛末が収録されています。コースをざっくり説明すると、多摩川からスタートして、飯能行って、山伏峠とかあっちの山を登って、また多摩川に戻ってくるというもの。簡単に言うとキツイです。果たして激闘の結果はいかに!?

もちろん文字と写真のレポートだけでなく、コミックも収録されています。今回も読み応え満点。
それにしてもコレは、そろそろブルベに挑めという何かの啓示なのだろうか……。