
年末に裏尾根幹にチャレンジしたあたりから、我が愛車・轟天号に関して1つ気になる事が。それは“音”です。
フロントホイールにブレーキをかけると、「シュシュシュ」という小さな音がするのです。最初は「ブレーキパッドに小石でも挟まったかな?」と思い、掃除がてらパッドを綺麗にゴシゴシ。「これで大丈夫!」と思っていたのですが、次のライドでも「シュシュシュ……」。
リムに何か刺さっているのかなと観察してみましたが、特に何も見当たらず……。しかし、乗ってみると「シュシュシュ」。最近走行の様子を動画撮影してYouTubeに掲載していますが、ダウンヒルで注意深く音を聞いていると、映像にもシュシュシュ音が入ってしまっています。
これは本格的に原因を究明せねばと、ホイールを外し、ライトを片手に持ちながら、指先でゆっくりリムをなぞり、突起が無いかチェックしてみたところ……。

あった!!

ほら、何かの突起がぽちっと……

米粒よりもっと小さい、光の加減で見えなくなるようなサイズですが、小さな傷を発見!! 何か小石でもぶつかったのでしょう。
リムに小さな穴があいているだけであれば、音はしないはずですが、クレーターのように周囲が僅かに隆起しているため、その突起にブレーキパッドが当たって音が出ていたようです。
こういう時はサンドペーパー、つまり紙やすりで突起部分を“ならし”て、平滑にしないと、ブレーキパッドが無駄に摩耗してしまいます。家の道具箱をひっくり返してみると、プラモ作り用に買ってあったサンドペーパーの在庫がバサバサ出てきました。



あまり目の粗いものを使うと、リムをゴッソリ削ってしまうので、800番とか1000番とか1200番といった、目の細かい、サラサラしたペーパーをチョイス。指先にちょうどフィットするサイズにハサミで切って、出っ張った部分を中心にゴシゴシ開始。


少し削ると、見た目ではほとんど傷がわからなくなります。指で出っ張りをチェック。まだ少し突起を感じるので再度ゴシゴシ……を繰り返すこと数分。なぞってもツルツルしたまま、突起を感じなくなりました。
とりあえず、これで大丈夫そうです。

リムを綺麗にしたり、ブレーキパッドを掃除するのは大事な事ですが、リムに異常が無いかたまにチェックすると良いかもしれません。それよりも大事なのは“異音”を見逃さない事と、それを放置しない事なんでしょうなぁ……。