Hangame SPECIALFORCE

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しおいんですけど

ネトゲやPS4、PS Vita、自転車などを楽しむクランメンバーによる合同ブログ。AVA、BF4など、広く浅く楽しみます。さらに、6番目の味覚“しおい”を探求するグルメサイトと、ニーソや絶対領域を探求する求道者の隔離病棟も兼ねています。自分でも何を言っているのかわかりません。基本読まないでください。

2015年01月

ホイールから謎のシュシュシュ音!? ゴシゴシ治療スタート!


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 年末に裏尾根幹にチャレンジしたあたりから、我が愛車・轟天号に関して1つ気になる事が。それは“音”です。

 フロントホイールにブレーキをかけると、「シュシュシュ」という小さな音がするのです。最初は「ブレーキパッドに小石でも挟まったかな?」と思い、掃除がてらパッドを綺麗にゴシゴシ。「これで大丈夫!」と思っていたのですが、次のライドでも「シュシュシュ……」

 リムに何か刺さっているのかなと観察してみましたが、特に何も見当たらず……。しかし、乗ってみると「シュシュシュ」。最近走行の様子を動画撮影してYouTubeに掲載していますが、ダウンヒルで注意深く音を聞いていると、映像にもシュシュシュ音が入ってしまっています。

 これは本格的に原因を究明せねばと、ホイールを外し、ライトを片手に持ちながら、指先でゆっくりリムをなぞり、突起が無いかチェックしてみたところ……。

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 あった!!

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 ほら、何かの突起がぽちっと……

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 米粒よりもっと小さい、光の加減で見えなくなるようなサイズですが、小さな傷を発見!! 何か小石でもぶつかったのでしょう。

 リムに小さな穴があいているだけであれば、音はしないはずですが、クレーターのように周囲が僅かに隆起しているため、その突起にブレーキパッドが当たって音が出ていたようです。

 こういう時はサンドペーパー、つまり紙やすりで突起部分を“ならし”て、平滑にしないと、ブレーキパッドが無駄に摩耗してしまいます。家の道具箱をひっくり返してみると、プラモ作り用に買ってあったサンドペーパーの在庫がバサバサ出てきました。
 
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 あまり目の粗いものを使うと、リムをゴッソリ削ってしまうので、800番とか1000番とか1200番といった、目の細かい、サラサラしたペーパーをチョイス。指先にちょうどフィットするサイズにハサミで切って、出っ張った部分を中心にゴシゴシ開始。

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 少し削ると、見た目ではほとんど傷がわからなくなります。指で出っ張りをチェック。まだ少し突起を感じるので再度ゴシゴシ……を繰り返すこと数分。なぞってもツルツルしたまま、突起を感じなくなりました。

 とりあえず、これで大丈夫そうです。

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 リムを綺麗にしたり、ブレーキパッドを掃除するのは大事な事ですが、リムに異常が無いかたまにチェックすると良いかもしれません。それよりも大事なのは“異音”を見逃さない事と、それを放置しない事なんでしょうなぁ……。


 

峠は1日1個まで!? 奥多摩の未体験キルゾーン、梅ノ木峠に挑む!!

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 【今回のダイジェスト動画はこちら】
 (読了後再生推奨、720/60p、1080/60pがオススメです)



 私は関東平野に住んでいますが、峠や林道で修行しようと考えた場合、当然ながら山のある場所まで行かねばなりません。北(さいたま)や東(千葉・茨城)の方に進むとなかなか山が出てこないので、西(奥多摩)や西南(尾根幹や相模原、神奈川)方向に行くほかありません。もちろん“自走で行くなら”の話です。

 最近は城山湖や津久井湖、江ノ島など“東京から西南方向”に行く機会が多かったのですが、東京の峠のメッカと言えば、やはり奥多摩。現時点の私にとって、ラスボスである都民の森が鎮座している檜原村方面です。

 ただ、「ラスボス怖い」と逃げまわっているためか、この奥多摩地域の峠について、実はさほど詳しくありません。私が把握しているのは、「武蔵五日市駅から西へひたすら進むと都民の森があるので注意」、「檜原村役場で右折(北東方面)するとに豆腐スイーツ屋さんがあって、その奥にひらすら進むと藤原という集落があり、その先にあのDeroさんが“あそこはヤバイ”と言う風張林道があるので行かないように」という2点程度。

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 しかし、山だらけの奥多摩、峠は2個だけではありません。その手前や奥地には、多様なヒルクラポイントが広がっている……らしいです。

 茶川探検隊(仮)の中でも、特に坂道が苦手で、ヘコタレ気質な私とゆっけさんが、へまさんに物腰柔らかくキルゾーンに案内されて半泣きになる秘密の坂特訓。入山峠牧馬峠と来て、3回目となる今回の舞台は、奥多摩・梅ノ木峠です。場所はこちら↓


 まずはBCから武蔵五日市駅までワープします。

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 ワープ完了。今日の物語は、ここ、武蔵五日市駅前からスタートします。…

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e3e05b84なんか駅前に妙なバスが…



oq_xBMJDつるつる温泉に行くバスだと思う。これから行くところね。



-5xqteuTじゃあバスで行けばよくないっすか



e3e05b84わりとそう思う



oq_xBMJDそれだとヒルクラできないよ



-5xqteuTあ、へまさん、ちょうど武蔵五日市駅の裏に意味のわからない坂が見えますよ。あそこ登ってきたらどうですか、僕ここからエールを送るんで

 
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e3e05b84OK撮影はまかせて



oq_xBMJDあれ30%くらいあるんじゃないのww



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 つるつる温泉は、武蔵五日市駅から北西に進んだ山の中にあるそうです。駅から温泉までの距離は約8km。そこに、今回のメインターゲットである“梅ノ木峠”の入り口があるとのこと。つまり、これからしばらくはつるつる温泉を目指す、のんびりライドとなります。行ったことはありませんが、“つるつる”という可愛い名前ですから、さぞや平和で平坦な場所なのでしょう。

e3e05b84ちなみにへまさんも梅ノ木峠初めてなんでしょ? どんな場所なの?



oq_xBMJD奥多摩のヒルクラポイントをランク分けしている人のブログだと、入山峠とか仁田山峠が初級(カテゴリ3)で、その上の中級(カテゴリ2)が梅ノ木峠だった。なにげに、和田峠とか成木ヒルクライムのコースと同じカテゴリに分類されていた。

e3e05b84ちょwww 和田って表の世界で東京近郊で最凶じゃん!!


oq_xBMJD昨晩クリアできるか心配で、あまり眠れなかった



e3e05b84(∩゚д゚)アーアーキコエナイー



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 聞かなきゃよかった峠プロフィール。逃げ出したい気持ちを抑えて挑むためには、モノの力を借りるしかありません。ゴールドのウイダーinゼリーを登ってもいないのに投入。進撃の巨人ドリンクで流し込みます。巨人のパワーで峠をねじ伏せようという自己暗示です。


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 五日市線のガードをくぐり、北へと向かいます。駅の近くは建物も多いですが、景色はすぐにのどかな風情につつまれていきます。道路は三内川という川に沿って、北西へと続いています。

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 既に山の中なので、平坦とはいきません。わずかに登っていますが、斜度がキツイと感じるほどではなく、車も少なく、自然の音を聞きながらの快適なライド。

 走っていて気付くのが、ローディーの少なさ。土日ともなれば、都民の森側はしょっちゅうローディーの姿を見ますが、こちら方面の道はたまーーにすれ違う程度。同じような場所なのに、峠の知名度の差なんでしょうか?

 
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 やがて“つるつる温泉まで2km”という看板が出てきました。家も少なくなり、途中のバス停の時刻表が、かなり寂しい事になっています。

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 しばらく走っていると、「サイクルギャラリーRIN」という真新しい自転車屋さんが。通り過ぎながら観察してみると、ママチャリを売るような自転車屋ではなく、DE ROSAやクロモリなどのロードが並ぶ、スポーツバイクショップのよう。木をふんだんにつかった内装もおしゃれです。

 「ここで商売になるのかな?」、「どうせならば都民の森側にお店を出せばお客さん3倍くらいいそうだけど」、「でもこっち側でもヒルクラ大会とかはやってるから」……などと、いらぬ心配をしながら通過。

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-5xqteuTなんか……



e3e05b84よせ、口にするんじゃない



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-5xqteuTなんか……おかしいっすよ。キツくないっすか。



e3e05b84気のせいだと思い込もうとしてたのに……。確かになんかヤバイ雰囲気が漂ってきた。さっきまで斜度は3%とか4%くらいだったのに、これ7%、8%キテるよ……


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-5xqteuTやべえ、この先もっと斜度がキツイww



e3e05b84インナーロー開放!!

oq_xBMJDえ、もう!? はやいよwww



e3e05b84こんなところで脚を使うわけにはいかない!! それでもまだつらい!



-5xqteuTあれ、へるさんまだ1枚残ってますよ。



e3e05b84あ!! ホントだ間違えてた! やたー!! 改めてインナーロー開放!!


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-5xqteuTでも、インナーローでもキツイんですけど



e3e05b84キッツwww 斜度おかしい!! これ9%超えて10%行ってるよゼッタイ!! なんだよつるつる温泉、先週の牧馬峠よりキツイじゃねーか!!


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 ウエルカム激坂どころの騒ぎじゃありません。つるつる温泉前の道は、無慈悲な9%台の坂攻撃の連発で、たまに10%パンチも。「つるつるって名前が可愛いよね」とか言いながらノコノコやってきた初心者ローディーのふくらはぎを釘バットで殴打する鬼の仕打ち。

 つるつる温泉前で写真でも撮ろうかと考えていましたが、歯を食いしばりながら通過するのが精一杯で、立ち止まる事すらできません。こんな斜度で立ち止まったら、走りだす時にゴッソリ足を削られるのは目に見えています。

 このつるつる温泉の前を通りぬけ、さらに奥まで行くと、梅ノ木峠の入り口があるとのこと。入り口にたどり着くまでに死にかけているので、このまま峠に突入したら瞬殺されるのが目に見えています。

 それを見越して、今回もインナーローでひたすら耐える戦法を駆使するのみ。同じく、インナーローに絶対的な信頼を寄せる、インナーロー教団の教徒であるゆっけさんと、2人でタラタラと登る後ろ向きな気合は満タンです。

 また、ゆっけさんとはゴールまで足をつかないバトルのライバルでもあります。彼が足をつかない限り、私が足をつくわけにはいきません。

e3e05b84おや、背後から車の音が



-5xqteuTあれ? 車きました? あああああああああ


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e3e05b84あー!! ゆっけさん足ついたー!!(小学生)



-5xqteuTちょwww、いまのは車が来たので横に寄ろうとして失敗しただけで



e3e05b84やったー!! これで今日はもうどこで足をついても俺の勝利が確定した。(小学生)


 三十路がハシャグ理由は1つ、迫る梅ノ木峠の恐怖から逃れるための防衛本能に他なりません。
 

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 入り口に立つと、暗い林が奥に続いており、“入るって事はどうなるかわかってるんだろうな”と語りかけてくるようです。また、見たくありませんが、左の山肌を見ると、木々の葉に紛れて白い1本のラインが天空に伸びています。

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 これはガードレール、つまり、ここに足を踏み入れたら、あの白いラインを登っていく事が確定するわけです。しかし、ここまで来た以上「じゃ、そういうことで」と帰るわけにもいきません。大きく、重いため息をついて、クランクを回しはじめました。

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 序盤の斜度は想像よりキツくありませんが、ぶっちゃけ、つるつる温泉の手前でエライ目にあったので、斜度感覚がおかしくなっている可能性があります。確実に言える事は、斜度は9%を超えていますが、10%には到達していません。それもそのはず、この峠の平均斜度は9.6%とのこと。

 9%は今の私にはキツイですが、インナーローで喋りながらノロノロと登る事は可能です。これが名栗湖手前の坂のように常時10%を超えると、途端に喋る余裕が無くなり、気を抜くと足をついてしまうという恐怖に脂汗が浮かびます。たった1%ですが、この差には天と地の開きがあります。

 このまま9%程度が続けば、インナーローで黙々と耐えてさえいれば、いつかは頂上に辿り着きます。しかし、10%を超える区間が出てきてしまうと、耐えている間にみるみると足が削られ、耐える事すらできずにノックアウトされる可能性が高まります。

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 つまり、殺られる一歩手前の負荷を延々と与え続けてくるのが、この梅ノ木峠。確かにタダモノではありません。

 ヒルクラ練習の第1回目で挑んだ入山峠は、斜度が7~8%程度でずっと変わらず、「インナーローで修行僧のように耐える」というよりも、「わー景色が綺麗だねー」とか言いながら登れるイメージ。登坂能力にばらつきのある茶川探検隊の皆で挑戦するのに、ちょうど良いのでは? と考えているのは、そうした面もあります。

 とどのつまり梅ノ木峠は、入山峠の上位互換版のような感じ。斜度があまり変化せず、休む場所は少ないですが、時折絶景を見せてくれ、心理的な負荷を和らげてくれるところも似ています。

 でも、景色は入山峠の方が綺麗かなぁー…… 。

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e3e05b84梅ノ木峠、今のところ、噂ほどではないね



-5xqteuTちょwww 何なんスカそれ、何かの前フリですかww



e3e05b84自分で自分を騙さなきゃやってられないんだよww


 とは言え、「和田峠と同じカテゴリに入るほどキツイかな?」という疑問が頭をもたげます。先週挑んだ牧馬峠と同レベルの辛さである事に間違いはなく、都民の森と比較してもおかしくないキツさではありますが、あのへまさんがクリアできるか心配になるほどの難易度とは感じません。この場にけるさんや、のぼうさん、HAOさんらがいたら、「わーい」とか言いながら凄いスピードで視界から消えていくでしょう。

 つまり、梅ノ木峠にはまだ何か、恐ろしい敵が潜んでいるに違いありません。恐らくそれは激坂区間。9%の斜度が崩れ、10%を超える場所の出現を意味します。事前情報では「17%の場所もあるって書いてあるブログもあった」とのこと。17%と言えば、私の限界である9%を遥かに上回ります。間違いなく、吐血して轟沈する数字。せめてその場所まで脚を温存しようと、ゆるゆる登坂が続きます。
 
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 我々2人に付き合って、ゆっくり登っていたへまさんが「思ったほどキツくないね」と言いながら、まるで斜度など無いようにスーッと加速して小さくなっていきます。上体はまったくブレず、脚の回転もスムーズな円運動のまま。

 対する私とゆっけさんは、上体ブレを抑えようと思ってはいるけれどブレブレ、脚の回転は不規則な「うんしょうんしょ」状態。へまさんの後ろ姿と比べると、無駄な力がかかりまくっているのは明白です。「あんな感じに効率的に力を使ってクランクを回さないとダメだよ、回らないけど」などと、ワイワイ言いながら勉強します。
 
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 そんなことを繰り返しながら、しばらく進むと、今までの9%斜度から一段アップ、明らかに10%オーバー(11~12%くらい?)区間が。インナーローでゆるゆる作戦にほころびが見えはじめ、「あーやばいやばい」、「つれえww」の連呼。

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 道の先を見ると、大きな岩の切り通しに向かって右折しており、その右折部分で斜度がさらにアップ。推進力が足らず、フラついて、脚をつきそうになる恐怖に冷や汗がドバッと出ますが、なんとか体幹でふんばり「やばいやばい」を連呼しながらクリア。

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 正直、25%みたいなネタ激坂以外で、これまでで一番“脚をつきそうでヤバイ”区間ではありましたが、今のが17%区間だったのでしょうか? シッティングで登りきれてしまったので、私の脚感覚だと「17%は無くて、あっても13~5%くらいじゃないかなぁ?」という感じ。

 そうなると、この先にさらに激坂区間があるという事でしょうか? 今のクラスの坂がもう一度来たら、脚をつく可能性はかなり高くなります。「今ので終わりであってくれ」と祈るような気持ちで進むと、2週間前に降った雪が溶け残っているポイントがそこかしこに。かなり高いところまで登ってきたんだという実感が湧いてきました。

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 すると、前方から、頂上に到達したへまさんが降りてきました。「もうすぐで頂上。身構えていたよりキツくなかった。もう激坂は無い」とのこと。その言葉を聞いて、ホッと一息。現金なもので、安心すると、回らなかった脚がクルクルと周りはじめ、スピードアップ。すぐに頂上の絶景へと到達しました。

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 入山峠も絶景でしたが、それに負けない景色。こちらの方が山深いイメージで、遠くの峰まで続いている送電線の群れが圧巻です。

 梅ノ木峠、入り口のつるつる温泉も含めた上で、血の味指数:9.2。

 せっかくなので愛車の記念撮影。

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 展望台的な場所で撮影する場合、カメラのアングルによって、高さの表現と、メイン被写体の強調具合がガラッと変化します。

 上の写真は、メイン被写体とロードと水平の位置から撮影。遠くの山や青空の面積が増えますが、遠くてディテールが曖昧かつ、コントラストも低いので、結果的に手前にあるロードバイクが際立ちます。人間や愛車がメイン、風景はオマケであれば、このアングルが適しています。

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 ちょいとカメラを持ち上げて、見下ろすようなアングルで撮影。眼下に広がる谷や木々の面積が増える事で、“うっひゃー高けー!”感がアップします。

 ただ、その代償として風景がメインとなるので、左下のロードバイクは、背景の中に埋もれ、存在感は希薄に。悪く言うと背景が“うるさく”なり、手前の自転車はそれらに埋もれたとも表現できます。どっちが良い悪いという話ではなく、その場の何を伝えたいのかによって、アングルを変化させるという話。面倒な時は、両方撮っとけば間違いありません。

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 水平。おそらく左のへまさんのロードに最初に目が行きます。

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 ちょい上から……。おそらく中央の谷に最初に目が行きます。……まあ、微々たる違いですけど。

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 カーブミラー記念撮影。

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 石碑を見ると、制覇したんだなぁという実感が湧いてきます。

 さて、お次ぎはお楽しみのダウンヒル。爽快に下っていこう……と思いきや、日当たりが悪いのか、青梅側はご覧の雪景色……。

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e3e05b84うぉりゃー! ピナレロのオンダフォークならイケるんじゃないか!? ズデーン!!


-5xqteuTちょwww 大丈夫ですか!!



e3e05b84ダメだ!! 雪を舐めていた!! 降りて歩くほかない。よいしょ。



e3e05b84ああああああああああ止まらねええええ



-5xqteuTああああああああああああ!!



e3e05b84降りたら降りたで、自分とロードバイクが別々の方向に滑っていくwww あぶねええ!! ロードと自分で股割りみたいになるとこだったww


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 雪でテンション上がってますが、サクサクの雪ではなく、溶けて滑らかになったスケートリンク状態。こんな場所にビンディングシューズと、グリップ力の弱いロードバイクで突入するのは自殺行為。回れ右するか、凍っていない部分をゆっくり歩いてクリアしていきます。

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 青梅側もなかなか鬼畜な斜度。こちら側の方が、五日市側よりもキツイのかなぁ……。展望という意味では、五日市側の方が良さそうです。にしても日が当たらないので寒いww

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 完全に雪に埋もれていますが、途中で別の林道の入り口も発見。確かめる術はありませんが、この奥はいった、どんな事になっているのだろう……。

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 標高が下がると雪は無くなり、ようやくロードに乗れるようになりました。ただ、枯れ葉などが堆積しているカ所も多いので、慎重に進んでいきます。

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 青梅側に出ました。こちら側の入り口は、街道の脇にあり、これはこれで味のある入り口です。

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e3e05b84思えば、青梅方面でこんな奥地まで来たことない。



oq_xBMJDあ、セブン-イレブンで薪が売ってるwww



e3e05b84ちょwwwwwww



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 お腹がすいたのでお昼ごはんにしましょう。うな重やお蕎麦がメインの和食屋さんですが、体力を回復させたいので焼肉定食や唐揚げ抵触をチョイス。……安いなこのお店。

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 家庭的な味でうまうま。お味噌汁があったまるわー。

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 メインイベントの梅ノ木峠はクリアしたので、このまま青梅から羽村などを経由して帰るのが予定していたルート。しかし、へまさんが「梅ノ木峠を含め、ここには3つの峠がある」と言い始めました。

e3e05b84すみません、エスペラント語には明るくないもので、日本語でオネガイシマス。



oq_xBMJD今、武蔵五日市方面から梅ノ木峠を使って、山を超えてきたわけだけど、それよりも低い部分を超えて、武蔵五日市側と青梅側を繋ぐ峠が、あと2つある。それが梅ヶ谷(うめがた)峠と、二ツ塚峠。難易度順では、梅ノ木>梅ケ谷>二ツ塚という順番なんだって。

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e3e05b84ふむふむ



oq_xBMJDつまり、梅ノ木で青梅側に来て、梅ケ谷で武蔵五日市側に戻り、二ツ塚でまた青梅側に戻ってきて帰れば、このあたりの峠3つを一日で制覇できるよ。


e3e05b84あれ、急に意味がわからなくなった。



-5xqteuT何か変なことを言ってる人がいますよ。



oq_xBMJD大丈夫、梅ケ谷は初心者向けの楽な峠という話で、林道じゃなくて普通に車が通る道路だから、たぶん大垂水峠みたいな感じで、2人なら楽勝だと思う。


e3e05b84……いやしかし、峠は1日1個までって、小学生の時にお母さんに言われ……



oq_xBMJDとりあえず梅ケ谷だけ制覇してみて、武蔵五日市側に戻ってから考えるってのはどう?



e3e05b84それならば……いやしかし……



oq_xBMJD帰宅するにしても、武蔵五日市側に戻ったほうが帰りは楽だし



e3e05b84……それならば……1個くらいは……



-5xqteuTへるさんしっかりして!! 押し切られてるwww


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 何が起こったのかよくわかりませんが、梅ケ谷峠の入り口にいます。梅ノ木峠をクリアして、今日はバンザイハッピーエンドで終わるハズだったのですが、誰も拍手していないのに自然な流れでアンコールがスタートした状態。ぼんやりしていると、峠が次々と運ばれてくる、これぞまさにヒルクラわんこそば。

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 大垂水峠クラスだから、すぐに終わる。斜度もそんなにキツくないはず……という情報を心の拠り所にして進みますが、徐々に斜度がアップ。どう考えても8~9%程度になり、徐々に「話がちげえww」状態に。

 また、誤算だったのは、梅ノ木で脚のパワーを使い果たしている状態で挑むと、例えどんな楽勝坂でも、強敵に豹変するという至極単純な物理法則をスパンと忘れていた事。

 しかし、それを加味してもなかなか強敵です。脇をトラックがガンガン追い抜いていくので、気持ち的にものんびりできず、景色的なご褒美も無く、救いは距離が短めだという点のみ。

 ゆっけさんと「あーもうダメだー」、「全然初心者向けじゃないww」、「やっぱり峠は1日1個までですよ」などと、ボヤキながらなんとかクリアしました。血の味指数的には、梅ノ木の疲労をプラスした状態だと6.5くらい、元気な時なら6くらいかなぁ……。

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 道幅がそこそこあり、路面が綺麗なのでダウンヒルは爽快。梅ノ木峠では雪に阻まれ、なかなか速度が出せませんでしたが、そのストレスをパーッと解消。これに関しては、登って正解でした。

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 帰りは五日市街道を避け、日の出町役場前の道を使って戻ります。五日市街道より走りやすい印象。多摩川を超えたら、五日市街道を高速巡航開始。

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e3e05b84ぶんぶん



oq_xBMJD踏切で止まると必ずカメラ振ってるよねw



e3e05b84電車が来たらとりあえず流し撮り、それがオレのジャスティス



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 帰りのコンビニで、新しい補給食を物色。これは竹下製菓の「ふわふわケーキ」。いちご味だそうな。疲れてて食欲が無くても食べられそうなサイズです。

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 ケーキと名付けられていますが、マシュマロ。中にいちごのジャムが入っています。マシュマロは口溶けが良いので、疲れてても食べやすくて良いです。

 今回のライド、梅ノ木峠は噂に違わぬ強敵でしたが、不思議な事に戻ってくると「メチャメチャ辛かった」という強いインパクトはさほど残っていません。恐らく、峠がスタートする前の、つるつる温泉の激坂のインパクトが強かったので、後の峠本編が「ツライけど、こんなものか」と感じてしまったのかもしれません。

 もしスタート前から緩やかな斜度で、最後の最後にうぎゃー!! 激坂だー! という構成であれば、盛り上がりも最高潮で、“美しい形”として記憶に強く残ったのでしょう。まあ、山にしてみれば「そんな構成なんて知ったことか」という話ですが、“斜度が登場する順序”ってのも、結構ヒルクライムにとっては重要な事なのかもしれません。






 【自転車レポで主に使用している機材】


 

峠超えたら雪国、 “ヒルクラわんこそば”の末に現れた牧馬峠に挑む!!

ブログネタ
ロードバイク に参加中!

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 【↓ダイジェスト動画はこちら↓】
 (読了後再生推奨/画質は720/60p、1080/60pがオススメです)



 日替わり定食のメニューが、「月曜日:焼き魚」「火曜日:焼き魚+ハンバーグ「水曜日:焼き魚+ハンバーグ+トンカツだったら、誰もが店主に「日替わりってのは毎日おかず追加する事じゃない。こんなに食べられるかww」とツッコミを入れる事でしょう。

 しかし、ロードバイクの場合、奇妙な事にこれが普通とされる土壌があります。つまり、初回のライドで「A峠」をなんとかクリア、「次はちょっとルートをアレンジしてみた」と連れて行かれたら「A峠+B峠」となっており、これを吐血混じりにクリア「前回のライドの帰り道に面白い場所を見つけたんだ」と言うのでついて行ったら「A峠+B峠+C峠」になっていた……という塩梅。

 A峠を食べ終わった時点で、ベルトが千切れるほど腹いっぱいなのに、「兄ちゃん、まだ食えるだろ? サービスだよ!」と、大盛りカレーと、フランクフルト×8本が追加されていく感覚。サービス品が、メイン料理を上回るボリュームで、しかも供給が途切れる様子が無い。これをしおいんですけど専門用語でヒルクラわんこそばと言うことに今します。

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 尾根幹を軸に、ワンダーゾーンなルート作りを得意とするへまさん。以前、私とゆっこさんを連れて行ってくれたのが、尾根幹→城山湖→津久井湖裏→ZEBRA(パン屋)→尾根幹というコース。その後、「帰り道がつまらないのでアレンジを加えた」という尾根幹→城山湖→津久井湖裏→ZEBRA(パン屋)→県道510号の相模川超えた激坂→尾根幹というコースを開発。坂が苦手な私や隊長を悶絶させたのはレポートした通り。

 そんなへまさんから、「別のアレンジを加えた」というルート情報が!! 私のガラスのハムストリングスにとって危険な予感しかしませんが、尾根幹→城山湖→津久井湖裏→ZEBRA(パン屋)とクリアした後で、余力があれば近くにある“牧馬峠(まきめとうげ)”というのにチャレンジしてみる……という内容。牧馬峠が無理っぽければ、行かずに帰ってくればいいし……とのこと。それならなんとかなる……かなぁ??



 当初は、坂が苦手な私とゆっけさんが"坂訓練"として参加予定でしたが、Twitterで「オレもオレも」と参加者が増え、のぼうさん、HAOさん、トミィさん、と~るさん、りょうさんも参加。というか、のぼうさんは数日前まで体調不良で入院していたハズなのに……。

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【血の味ランキング】

29
大弛峠※激坂十傑集
28.5 乗鞍ループ※激坂十傑集
28 風張林道※四天坂
27 箱根ループ※激坂十傑集
24 渋峠・毛無峠※激坂十傑集
22 埼玉のラルプ・デュエズ
21 乗鞍※激坂十傑集
20.5 子ノ権現※四天坂
20 有間峠/白石峠
19 苦労坂(東都飯能CCの激坂)
19 成木峠
18.9 鋸山林道
18.3 和田峠※四天坂
18 渋峠※激坂十傑集
18
榛名山
12 鶴峠(全区間)
11.8 都民の森※四天坂
11 風張峠(奥多摩周遊道路)
10 ヤビツ峠
9.6 仁田山峠
9.5 牧馬峠
9.2 梅ノ木峠
8 入山峠/碓氷峠/不動峠
8 山伏峠
8 雨降林道
7.5 名栗湖坂/龍崖山脇
7 鶴峠(甲武トンネルまで)
7 穴川林道
6.2 裏尾根幹
6 梅ヶ谷峠
4 大垂水峠
4 物見山
2.7 いろは坂/亜美ちゃん坂
1 東村山のラルプ・デュエズ
敗退 鳥居観音
敗退 奥武蔵グリーンライン

【短距離激坂集】
程久保の激坂/ガスト坂/百草園/別所坂

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自転車/アニメ/カメラ/ゲーム/オーディオ好き。名刺の肩書きは編集・記者で時折カメラマン。愛機D3/α7/RX100M3他。 愛車PINARELLO ROKH/DAHON MuP8。インナーロー教団主祭神 兼 生贄のピザ豚

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売りスレからAVAに最近リハウスしてきた。趣味はドッグタグ収集と戦車の真後ろで野グソ。退役JSです。職業は売春婦です。のんれす

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生理学的味覚である甘味、酸味、塩味、苦味、うま味に続き、新たに発見された第6の感覚。解明が進んでいないが、クランメンバーは唯一その絶対量を正確に判断する舌を持っている。唐揚げやラーメン、タルタルソース、フリトレーの菓子、粉チーズなどに多く含まれているが、塩分過多を示す感覚ではなく、ひらがな表記となる。また、「しおいんですけど」は否定的な意味ではなく、「シェフを呼べ」を上回る現代ブサイク食界で最上級に値する賛辞を意味する。唯一拒否反応を示すのは脂肪肝ぎみの肝臓だが、内蔵の悲鳴を黙殺して箸を進めざるおえない“背徳的かつ圧倒的な味覚の快楽”が、現状最も適した説明である。「しおいんですけど」に続く言葉の意味は、その味覚に目覚めた者しか知る事はできない。たまにネトゲ「AVA」をプレイしています。

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