昨年新マシンにしてからというもの動画編集が楽しく、EDIUSもそこそこ使えるようになりました。ただ、基本的な事ができるようになると、少し凝った事がしたくなるのが人情というもの。というわけで、次は泣く子も黙る「After Effects」をいじって遊んでおります。
まだテンプレや作例を見よう見まねしているレベルですが、恐ろしく自由度が高く、「こりゃ確かに極めれば映画だろうがドラマだろうがなんでもできるわな」という印象。ちょっとUIがとっつきにくいですが、とりあえずイントロロゴ2種類とアホなエフェクト動画を作ってみました。
ハンドガン(綾金マルイのグロック)の映像は、本当に何にも考えずに部屋の蛍光灯の下で撮影したもので、フリッカーが凄い事になっていますが、フィルムグレインと同じような感じで、このチープな映像のライヴ感が、稚拙なエフェクトのアラを隠してくれるんじゃないかとあえてそのまま使っています。3DCGと2Dアニメ部をなじませるために、映像全体に薄くノイズを乗せて質感を統一させる技法がありますが、あんな感じで。モロ適当な事言ってますが。

PhotoshopやPainter、Final Cut Proなど、静止画(フォトレタッチ)や映像を扱うソフトには様々なものがありますが、どんなジャンルにもプロも使っているような定番ソフトが存在し、どれも結構な値段がします。一方で、パソコン買ったら無料でついてくるような初心者向けお手軽ソフトも存在します。当然、とっつきやすくくて、低価格なソフトに手が伸びるものです。
しかし、昔からPCをいじっているような人には、言わずもがなな話ですが、“入りやすさ”だけで選ぶと、困った事になるパターンもあります。定番ではないソフトを使い続けていると、バージョンアップが遅くて時代の変化……例えば映像がSD解像度からハイビジョンになったとか、書き出す対象がDVDからブルーレイに変化したとか、そういった新しい流れに乗りそこねる事があります。 最悪、ソフト自体の開発が終了してしまうなんて事も。 他にも、社会に出て、ビジネスの世界で標準的に使われている定番ソフトを前に、”俺の使っていたソフトと使い方がまるで違う(汗)”と四苦八苦する事もあります。
幸い、最近ではそうした定番ソフトから機能を削った低価格版(Photoshop Elements他)がリーズナブルに販売されているので、気軽に”定番ソフトの流儀”を学ぶ事が可能です。「あの機能が使いたいから」とか「お金がないから」などの理由でソフトを選ぶ事も重要ですが、「今後も主流でありつづけるだろうから」、「今すぐは無理でも使いこなして、どんな場面にも対応できるようになりたいから」と言う視点で“最初の1本”を選ぶのも重要です。
まあ、とっつきやすくて、どこまでも奥が深く、ずっと機能拡張を続けてくれて、しかも安い……ってのがあれば、文句なしなんですけども。